最高のライヴ映画
★★★★★
最近、日本でも劇場で公開されているルー・リードの「ベルリン」の完全再現ステージをジュリアン・シュナーベルが素晴らしい映像感覚で魅せてくれるのでこの手のライヴ映画でありがちな一本調子な退屈感は皆無だ。特に「キャロラインのはなし2」から「悲しみの歌」へと流れていくあたりはルーの完璧な歌と演奏によって正に鳥肌ものだ。これまでも多くの傑作をものにしてきたルー・リードにとっても晩年を代表する世紀の名作と断言しておこう。ライヴCDやDVD聴いたり観たりもよいが、劇場で体感すると格別ですよ・・・。(注:本DVDは日本のプレーヤーでは再生不可ですからご注意ください。)