インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

トリロジー-ライヴ・イン・ベルリン [DVD]

価格: ¥5,184
カテゴリ: DVD
ブランド: デジタルサイト
Amazon.co.jpで確認
   ザ・キュアーの過去20年間における3大ネクラ・アルバムは、サウンド的・歌詞的なつながりを持っている。本作『Trilogy』は、そのつながりに焦点を当てた。野心的かつ実用的なアイデアと言えるだろう。悲観主義者でゴス野郎のロバート・スミス率いるザ・キュアーは、休むことを知らない、絶えず変化し続けるバンドなのだ。2002年の後半、彼らは数夜にわたってベルリンのテンポドロームに出演した。3つのアルバム、すなわち1982年の『Pornography』、1989年の『Disintegration』、2000年の『Bloodflowers』を丸ごとライヴで再現するためだ。これが名案だったかどうかは、見方によって意見が分かれるところ。3つのセッションはいずれも長く、陰気なリズム・セクションに乗って展開。型にはまり過ぎた破滅的音楽という感じだが、厚みのあるギター・ラインがポップで魅力的なメロディーを添える。スミスのボーカルはしわがれ声で不機嫌そうだ。しかし、救いもある。『Disintegration』のセッションは本作中もっとも明るく、独立性が高い。中でも、「Plainsong」の新鮮なオーケストレーション、「Lovesong」のちょっとしたスウィング感、それに、めくるめく「The Same Deep Water as You」の映画的な味わいは特筆もの。残りのセッションはダレ気味だ。(Tom Keogh, Amazon)
ただの懐古主義や、ファン・サービス目的の安っぽい企画にあらず。 ★★★★★
このライブ映像は過去に作られた3枚のアルバムを、一夜にして全て演奏するというものだが,ただの本人達の懐古主義や、ファン・サービス目的の安っぽい企画ではない。同じメンバーが全ての曲を演奏することで、それぞれの作品が10年近く間隔を隔てられているにもかかわらず、彼らは25年間「THE CURE」という一つの音の本質を守り、貫き通していたという事実と、そのことが、結果的に彼らのサウンドに深みと重みを増した、という事を浮き彫りにしている。だから、THE CUREに触れたことの無い人にこそ、むしろ、この作品を薦めたい。最初の「PORNOGRAPHY SET」のあまりにもヘヴィなサウンドに一瞬、腰は引けるかもしれないが、そこで決してDVDを止めていけない。一度はノンストップで見ることをお勧めする。また、THE CUREのライブは「その演奏を聞く」というよりも「最初の一音が鳴り出した瞬間に別世界へ引きずり込まれる感覚を味わう」というのが近い。その「秒殺」の音が出る瞬間は、このライブが間違いなく証明してくれる。迷わず、買いで。