快作! Hip-Hopサイドのロバート・グラスパー
思わず「やってくれるな! 」と言ってしまいたくなるほど、今回のアルバムはカッコいい! ブルーノート4作目、“ロバート・グラスパー・エクスペリメント"名義での初作品となった本作には、エリカ・バドゥ、レイラ・ハサウェイ、レディシ、ストークリー・ウィリアムズ、モス・デフ等、交流のあるHip-Hop/R&Bシーンから豪華なゲスト陣を迎えた限りなくHip-Hopサイドのサウンドに仕上がっている。 正にJazzとHip-Hopを自在に体現するロバート・グラスパーならでは、彼にしか成し得ない作品かもしれない。
エリカ・バドゥ をフィーチャーした「アフロ・ブルー」。ミシェル・ンデゲオチェロをフィーチャーした「コンシークエンシーズ・オブ・ジェラシー」。エクスペリメントのみで演奏したニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」等、日本盤ボーナス・トリックを含めた13曲を収録。勿論、ドラムのクリス・デイヴも相変わらず最高だ。(加瀬正之)