シナリオは
蛇拳のロシア人宣教師みたいな無理くりな部分を許容できれば楽しめると思います。
酔拳の映像を編集で部分的にくっつけたり、ポパイの音楽を無断で使用してるのも香港映画らしくて好きです。
あと、品が無い場面とかありますが、それも懐かしい感じです。


◆備忘メモ◆
声優に関して自分が聴き取れた範囲では以下の方が充ててると思います。

　成人した主人公(成龍)：石丸博也
　少年時代の主人公：野沢雅子
　師匠(袁小田)：滝口順平

　ラスボス：飯塚昭三
　町のゴロツキの親玉：若本規夫
　麻雀大将(石天)：肝付兼太
　色々なエキストラ：八奈見乗児、屋良有作、若本規夫


・石天と袁小田の対戦シーンの意味が判らなくて好きｗ
・あれ？ユンピョウどこに出てた？

個人的に大好きな「酔拳」の師範代が麻雀大将としていい味出してる。あそこまでアホに成り切れる役者がいるでしょうか。顔から喋り方から、動きまで素晴らしい。
あと最後の戦いでユンピョウが雑魚敵として出演してたのは驚きました。

普段はジャッキーの脇を固める名役者達の活躍が楽しい映画であります。
破綻してるとか、編集が目茶苦茶だとかそんなことはどうでもいいのです。豪華でユニークなキャスト陣と、楽しいストーリーが魅力なんだから。
赤鼻師匠がいるだけでなんとも暖かい気持ちになれます。
「チップ取り消し〜」は私も笑いました。

あらゆる意味でこれ（この商品）が販売されていることが、スゴイ！
驚愕であるな。
諸般の事情を考え、買っておくべきかもしれません。

ジャッキーチェンの幻の珍作が待望の吹き替え版で登場!!

まぁ色々と諸事情で途中からジャッキーの代役さんが演じている訳だけど日本語吹き替え版なら何もかも許せてしまうのが不思議(笑)

映画の出来は酷いものだがネタとしては十分楽しめるし何よりも値段が安いのが良心的で良い。

しかし一つ文句をつけるとすればDVDのケースが薄いトールケース仕様なのでコレクションとして並べた場合ペラペラ過ぎて見栄えが悪いと言う所か…

あと個人的にだが
麻雀大将と先生との掛け合いが長すぎるのが難点か(笑)

この掛け合いが途中からジャッキーがいなくなったことを強く物語ったているのがわかる訳だが尺とりすぎなぐらい長いので笑いが続かない所かな(笑)

あとラストの方の修行のシーンでの酔拳の修行の場面が使われているのも必死さを伺えて面白い(笑)
ジャッキー顔違うし髪型までもが酔拳の頃の長髪に変わっているのも爆笑してしまう(爆)

ジャッキーファンにはたまらない作品だが、それ以外の方にはお薦めは出来ないのも確か。

値段は安いので買ってみるのも一興かもしれないが。


パッケージが薄いトールケースなので☆一つ減らして4点にしました。

石丸さんの仕事っぷりとユエンシャオティエンを楽しむためのDVDだと思います。
ですので、石丸吹き替えに違和感を覚える方はこちらではなく、字幕版を購入する方が良いでしょう。
制作上の都合で話の展開や唐突だったりする本作ですが、
私個人としてはそれなりに楽しむ事が出来ました。
吹き替え版は石丸ジャッキーの軽やかさが良く出てますし、
字幕版も独特の寂しさと言うか、ほの暗さがありますし。
ただ、つぎはぎ&代役であってもそれなりに見せられるレベルにまで高めようと言う意図を感じる事は出来るのですが、
全体のクオリティはものすごく低い所にあると思います。
いきなり人に薦めるのはちょっと難しいですね。
ネタにされるほど酷すぎるっていう印象もありませんが。