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世界の中心で、愛をさけぶ <完全版> DVD-BOX

価格: ¥20,895
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン・ユニバーサル
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紫陽花の丘のキス。そして ★★★★★
紫陽花の丘のキス。そして流転する物語。わすがな時の間に一生涯忘れえぬ恋をしたふたりの紡ぐ物語。

その最期の一瞬まで全力で生きたふたりでした。

ラストシーンが哀しすぎて泣けてしまいました。堤防へサクを呼びにきたアキ。ふたりは微笑みながら歩いていきます。第1話のサクのセリフにある「夢から覚めるとき、またぎ越さなければならない亀裂があり、僕は涙を流さずにいられない。」に繋がるシーンなのだと思います。二人でじゃれながら歩いていくだけ。それが永遠に失われたという喪失感にさいなまれるのがこれからのサクの日々なのだと思うと泣けてしまうのです。

このドラマがこれほどまでに泣けるのは、心の痛みは時間が癒してくれるという迷信(実際は記憶を薄めるだけ)に、真っ向から「愛によってしか人は救われない」と叫んだ作品だと私は思っています。主題歌の「かたちあるもの」を聞くたびに涙がにじんできます。

友達が言うには劇場版の主題歌がサクの心情を歌い上げた楽曲なら、テレビ版の主題歌は亜紀の気持ちを歌い上げた楽曲だという。だからこの二曲は対で聴いてしまうと、なんか切なくなってしまうのです。

 柴咲コウさんのベストアルバムを買いましたが、作詞家としても歌手としても女優としても非凡な才能の開花であると思います。彼女の歌手デビューは何かの番組の企画ものだったと聞いたことがありますが、そんなことなくてもいつかは世に出てきたひとなんだと思います。

 堤監督は劇場版の監督として名乗りを上げるべく手を挙げた、と自身のブログで記述されていました。実際は金曜ドラマ版を担当と相成った次第ですが、このドラマの前年TBS系で「愛なんていらねぇよ、夏」を演出した堤監督。

 愛なんて、いらねぇ。愛なんていらねぇと女たちに囲まれ、金金金で冷酷にのし上ってきた男。
 愛なんていらない。愛なんていらないんだから、と光のない世界で孤独に生きている少女。

 切なく、切ないこのドラマ。愛がいらないもの同士だったから互いを必要とした。互いがかけがえのものとわかったことが切なかった。

 このドラマの流れは「世界の中心で愛をさけぶ」に受け継がれています。機会がございましたらこちらも併せてご覧下さいませ。ロケ先の伊豆松崎町は石丸彰彦Pの故郷なのだそうです。この海辺の小さな町で撮影されたから、主演の綾瀬さん山田さんたちだったから、いくつかの偶然と必然が折り重なったからできた物語、金曜ドラマ「世界の中心で愛をさけぶ」。

10年先、20年先にこのレビューをご覧になるみなさん。私たちもみなさんと同じ熱い涙を流しました。

時代を越えて多くのみなさまに「世界の中心で愛をさけぶ」がごらんいただけますようにと願いレビューさせていただきます。


映画とは比べ物にならない、原作を大幅に補完している ★★★★★
さすがはTBSドラマだと思った。
原作にない演出や出来事も、違和感なく補完されている感じ。
尺が余って足したのであろうエピソードなのに、感動する。感情移入できる。
特に印象に残っている足されたエピソードといえば、朔のおじいちゃんの骨をアキと撒く回や、アキに対する後悔を呟くアキ父など。
前者は原作じゃさらっと済まされていただけだった。撒いてきた、という事実だけが書かれていた。
だからその辺の足し前は完璧な補完であるといえる。
後者はアキの余命が短いと告げられた病院で、白いスカートをはいている子供を見かけたアキ父が、
あんなスカートを小さい頃ねだってきたアキを思い出し、
買ってやればよかったと涙する場面。


ラストシーンは、なんというかはっきりとした答えは出ない。
朔が見ていた夢が覚める前なのかもしれない。しかしその夢は、最後必ずアキがいなくなるという結末だった。
ラストシーンはそうならなかった。
なんとなく、朔の人生の終わりにアキが待っていたという表現なのかなと。

ただのありきたりな純愛モノとして原作を変えまくった映画版より、こちらのドラマ版を強くお勧めする。
原作の世界観を壊すことなく表現し、非常に完成度の高いドラマに仕上げていると思う。
後世に残したい名作 ★★★★★
原作ベストセラー。実写映画大ヒットの最中、放送が始まった本作。

原作モノ、映画版の二番煎じと侮るなかれ。

全11話(+特別編)、脚本も演出も非常によい出来。

心に突き刺さるようなセリフがすごくいいです。
役者陣の演技もすごくいい。特にヒロイン、廣瀬亜紀を演じた綾瀬はるかは本作がブレイク作。

理想のかわいらしい女性像、そして、主人公サクへ恋しながら、難病と戦うヒロインを立派に演じきったと思います。
映画<小説<TVドラマ版 ★★★★★
とにかくよくできている。全11話ながら展開・構成に無理がなく、かつ1話ごとにしっかりとしたトピックスが存在する。「恋人が白血病をわずらった」というありがちなテーマの中で、映画版では取り上げられていなかった周囲の人々とその葛藤描写が素晴らしい。特に双方の両親の存在がこのドラマをいっそう輝かせている。その他、伊豆の海や写真(カメラ)、絵本、そしてカニクリームコロッケ(笑)などの「やさしい日常」の中にある「避けられない現実」のコントラスト、そしてどこか、終焉へ確実に歩み寄っているという緊張感が見事に描かれている。終盤、精神崩壊に陥りそうなくらいに思い悩む朔が、その胸の内を吐露していく語りの部分が個人的には好きである。最終話のエンディングは我々視聴者をみな幸せな気持ちにしてくれたはず。
感動の名作 涙誘うシーンばかりです!! ★★★★★
2004年の7月〜9月に放送されたドラマになります。キャスト・演技・BGM・主題歌、どれを取っても最高の評価です。
広瀬亜紀演じる綾瀬さんやサク演じる山田君の演技には魅了されました。このドラマを見ていると元気であることがどれだけ良い事かを改めて感じましたね。現代のサクを演じる緒方さんやそれを支える女性役の桜井さんも演技としても悪くなかったです。後半は、見ている方も悲しい気持ちになりますが、最期の亜紀の死を受け入れ、それでも前を向いて歩いていったサクに感動しました!!
同じ作品で「白夜行」もお勧めなので一度ご視聴してみて下さい。
総合評価は☆5です。
注文してから3日での自宅配達完了!また… ★★★★★
注文してから3日での自宅配達完了!また配達業者宛に注意書きされており丁寧でした!