ゴーストライダー 劇場公開版 [UMD]
価格: ¥1,213
コミックス好きとして知られ、一時はスーパーマン役のオファーまでされていたニコラス・ケイジが、マーベル・コミックスの人気キャラクターを演じたのが本作だ。悪魔との契約で燃えるドクロ頭を持つ“ゴースト・ライダー”となった男を大熱演している。
父親のバートンと共にバイクスタントにいそしんでいたジョニー。だがある日、父親が癌に冒されていると知る。そんなジョニーの前に現われたのが悪魔メフィスト。ジョニーは父の癌を直したいと、メフィストに自らの魂を売り渡す。かくしてジョニーは地獄の代理人として、地獄の支配をもくろみ“あるモノ”を探しに地上へ降りた悪魔“ブラックハート”と闘うようメフィストに命じられる。
『デアデビル』(03年)で注目を集めたマーク・スティーブン・ジョンソン監督が、「セルジオ・レオーネのマカロニ・ウェスタンとハマーフィルムを足して2で割ったテイストにしたい」と映画化。見事にその通りのセンスにあふれた痛快作に仕上がった。またジョニーがカーペンターズ好きという設定など、ユーモアの部分はケイジのアイディアによるものが多いとか。そういうユーモアとアメコミらしさ、カッコ良さが見事なバランスで取り込まれていて心地よい。メフィスト役に、『イージー・ライダー』のピーター・フォンダをキャスティングしたセンスも拍手モノ!(横森 文)