2000年にTBSで放送されて話題を呼んだ、小松江里子脚本の青春ドラマの佳作。両親を幼い頃に亡くし、弟と妹の親代わりとしてサイクリングショップを切り盛りする夏生(堂本剛)。心臓病を患いながらも、人と同じように生きたいと体に無理をして銀行に勤めるユキ(広末涼子)。ふとしたことから出会う2人の淡い恋愛ドラマを軸に、難聴をコンプレックスにする弟、幼なじみの子どもを身籠もってしまう妹、その相手で悪い仲間に引き込まれていく少年ら周囲の人々の、逆境になおも前向きに立ち向かっていく姿を描く。
ともすれば気恥ずかしいくらいに前向きな思いが作品を貫くが、そこに照れも同時に描くことでバランスをとり、衝撃のラストではあるものの相当にすがすがしい印象を残す。(田中 元)
感動
★★★★★
最終話は中盤まで気付かない状態で最後は涙が出ました。内容はみて下さい
何度でも見たい
★★★★★
物語の結末に、最初に観たときは驚いて、あまりに唐突な展開に空しくなることもあるかもしれません。
でもすべてがこのラストに繋がるためにあったのだと気づくと、ピュアで美しい物語のラストに涙が止まらなくなります。
堂本剛さん演じるのは、二枚目よりも三枚目な温かいお兄ちゃんです。
純粋で情に脆くて自分より他人を優先するめちゃくちゃいい男です。
広末さん演じるのは繊細で、病気ゆえに色んな事を諦めながらも小さな幸せを大切にしてきた少女のような女性です。
二人が惹かれ合うのが自然で、また初々しくて素敵でした。
でもこのドラマは単なる恋愛だけではありません。
堂本さん演じるナツオが世話の焼ける可愛い弟と妹のために本気で泣いたり怒ったりする姿や、何でもない笑えるバカバカしい出来事もしっかり描かれている。
ナツオの日常は見ていてすごく楽しめる。
だからこそ、あの結末が非現実的で信じられないのかもしれない。
でもそれがリアルなんです。
現実にありえる予期せぬ出来事が、これまでの時間をとても大切な愛しい時間に変えるんです。
最後にあの携帯を鳴らす場面や人混みに佇む広末さんの演技は、本当に素晴らしかった。
愛する人のために声を出して泣く堂本さんも心に残る演技でした。
二人の名前や、交わした約束、キス…、すべての伏線が最後に結び付いている。
命の尊さや儚さ、何でもない日常、大切な人を思いやる気持ちを、沢山見せてくれた大好きなドラマです。
主演以外の池脇千鶴さん、小栗旬さん、今井翼さんも一人一人魅力的な役でよかったです。
あたたかい気持ち
★★★★☆
この作品には恋人を思う気持ちや家族を思う気持ちなどいろんな愛が描かれていて感動しました。笑えるところもあり、面白かったです。観た後はとてもあたたかい気持ちになりました。ただ最終回のストーリーがちょっと微妙で残念に感じました。
最終話が…
★★★☆☆
堂本剛さん出演の「若葉のころ」や「青の時代」「元カレ」などを拝見して、どれもとても楽しめたのですが、今回は残念でした。
個人的に、あまりあの役柄は合っていないと感じたし、何より最終話が寂しい終わり方でした。なので、観終わった後も、満足感が得られませんでした。少し期待はずれです。
最後が微妙
★★★★☆
最終話が少し手抜きな描きをしてた上、パッとしない終わり方だったので、そこだけどうにかして欲しかったですね。まあ、堂本剛と今井翼が唯一共演しているドラマでもありますので見所はあると思います。現実でも先輩・後輩の間柄ですので。(特にキンキとタッキー&翼は)
特に弘人(今井翼)のメインシーンは特に、悪い付き合いしてる人(特に中学生・高校生)にむしろ見せたい位です。
嘘や姑息なことは、すればする程、信じてくれる人も信じてくれなくなります。これを機に、普段から良い付き合いを、現実でもしてくれることを切に願います。
今回は堂本剛は保護者役のポジションでしたが、これまで堂本剛は同じ役柄パターンばかりで少し飽き飽きしてた所でしたので、結構新鮮味がありました。小栗旬もここから大分演技としての評価も高くなりつつあった時期ですのでこれからも素直に期待できそうです。