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DSPプログラミング入門―ディジタル信号処理のキーデバイス

価格: ¥3,024
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日刊工業新聞社
Amazon.co.jpで確認
TIの方が書いている割には、、、 ★★★★★
TIの方が、なんとかDSPを売りたいために、DSPを使う人に、コンピュータの初歩的なところからすべて教えようというサービス精神満タンの入門書です。

そのため、DPS自体の入門にはなっていないかもしれません。
もう少し、DSPの話につっこんでいくといいかもしれません。
メモリとのやりとり、CPUとのやりとりなどなど、、、
もう少し専門書的に書いてあっても良かったのでは… ★★★☆☆
他に類似の日本語書籍が見当たらないこともあり、TIのDSKを扱う上での取りあえずの『とっかかり』としてはまあまあ。でもベストとはいえない。

DSPの『理論』にはふれず、『応用(実践)』の核になる部分が学べる、ということになっているが、それには多少無理があるかもしれない。本文中にしばしば出てくる、わかりやすくするため、または親しみやすくするため(?)の『例え』や漫画風のイラストの多用は、逆に回りくどく、読みにくくしていると感じた(大学生以上にこういうイラストは必要ないでしょう?)。

出版側の意向として仕方のないことかもしれないが、C6211DSKとC5402DSKの二つの異なるDSKを対象としているため、半分とはいわないまでも重複する内容のページが多いのも減点。

対象は?続編に期待 ★★☆☆☆
高校生、高専生の入門書としては、非常に良く出来ていると思います。2進数、16進数の数値の扱い方から、プロセッサデバイスの基礎まで。

しかし、DSP と MPU/CPU の違いを明確に示した方がいいのではないでしょうか?

本書を用いて、プロセッサデバイスを初めて学ぶ学生にとっては、それが(例えば、割り込み処理とか、条件分岐、サブルーチンコール等)、DSP 固有の技術のなのか、MPU/CPU にも共通な技術なのか判断出来ず、将来混乱を招く可能性があります。

言い替えるならば、本書が DSP 固有の技術について深く掘り下げてあるならば、理系の大学生、大学院生、また、現役のエンジニア、プログラマーが読んでも得るものがあるでしょう。少しでも MPU/CPU の経験のあるエンジニア、プログラマーにとって、本書の 9 割は復習となってしまいます。

この辺は、続編に期待します。