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俺たちの旅 VOL.9 [DVD]

価格: ¥6,090
カテゴリ: DVD
ブランド: バップ
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俺たちだって輝いていたんだ。 ★★★★☆
俺たち・・・おっさんにも、光り輝いていた時代があった。

井の頭公園。吉祥寺。たちばな荘、ではなく・・・富士荘。吉祥寺本町。

『ただ、おまえがいい・・・。』
『また逢う約束などすることもなく、「それじゃ~またな」と別れる時のおまえがいい。』

井の頭公園近くの吉祥寺に住んでいた。
『神田川』近くの寮から、『吉祥寺』に移り住んだ。

『俺たち』もどうでもいいことに熱をあげ、
なんでもないことに打ち込み、
結論のない議論を繰り返し、
現実離れした夢を見、
意味のない事にエネルギーを費やしていた。

今思えば短い間だったが、随分いろんな『旅』をした。
毎日が新しい旅の連続だった。
番組は週一だったけど、『俺たちの旅』は毎日作られていた。

俺たちの『カースケ』がおり、俺たちの『オメダ』がいた。
俺たちだけの『グズロク』もいた。
俺たちの『金沢碧』がいたし、俺たちの『森川正太』がいた。
俺たちのアパートがあり、俺たちの定食屋があった。
俺たちの銭湯があり、俺たちのコインランドリーがあった。
俺たちの坂を上り、俺たちの路地を入り、俺たちのベンチに座り、
俺たちの愛と、俺たちの夢を語った。

あれから・・・30年。

『俺たちの旅』。

あのころ、俺たちおっさんも、光り輝いていた。

エンディングのロールにこんな詩があった。
修学院大学?卒業の回だったか・・・。

『やっと卒業しました

   たとえ
   道はちがっていても
   オレはお前を見守っている
   それだけは
   忘れないでほしい     』

俺たちの『俺たちの旅』も、まだ終わらない・・・。