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Soul Serenade

価格: ¥661
カテゴリ: CD
ブランド: Sbme Special Mkts.
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   オールマン・ブラザーズ・バンドのセカンド・ギタリストとしてギグを継続中だからといって、デレク・トラックスをサザン・ロッカーに分類するのは間違いだ。4作目のソロ・アルバム(実際には2002年の3作目『Joyful Noise』の前に録音されていた)で、若くおしゃべりなトラックスは自分が何を糧にしているのかを明かす。バーベキューとバーボンではない。それ以上のものをトラックスは酒場の人々に差し出すのだ。洗練されたスライド・ギター奏法を自由奔放なフルート、時おりタイミングをずらしたドラミングにすべりこませるスタイルは、かつてトラフィックが見事に生み出したクリーンなジャズ・フュージョンを連想させる。

   オープニングを飾る「Soul Serenade/Rasta Man Chant」で、トラックスはルーズな楽節を挿入し、マイルス・デイヴィスを、続いてボブ・マーリーをおもしろ半分にまねてみせる。「Bock to Bock」はもっとしっかりした構造をもつ、ヘンリー・マンシーニ的な曲。「Drown in My Own Tears」にはグレッグ・オールマンが参加し、ビターな歌詞をしわがれ声で吐き出す。この曲で伴奏にまわったトラックスは完ぺきなスロー・ダンスを聴かせ、時おり悲しみに沈んだスライド・ギターでグレッグのフレーズに合いの手を入れる。トラックスは「Afro Romp」でメキシコ音楽に手を伸ばし、バンドは「Elvin」で偉大なジャズ・ドラマーのエルヴィン・ジョーンズを思い出させる演奏をする。(Jaan Uhelszki, Amazon.com)