彼は何者? 衝撃でした。そして、負けず嫌いな私は「理解し得ない」と断言されて
燃えたのです。この不可思議な彼を理解したい。感じたい。
字幕がきっかけで、まんまとプリンスの術中にはまりました。今やどっぷり。本望です。
様々な曲を聴くと、折に「僕は君が理解し得ないものだ」が頭をよぎりました。
底知れない才能を感じさせる、驚きと楽しさに満ちた音。
バラード系の曲に多い、メロディが醸し出すイメージを裏切る内容の歌詞。
「男」でもあり「女」でもある、七色の声。
上半分はラテン系・下半分はアフリカ系に見える顔の造作。
セクシーでアンビバレントな、病みつきになる魅力。
あれは、彼の本質を端的に表した歌詞だったかも、としみじみ思います。
いろんな意味で、必見の映画です。