個人的には、この時代の小澤の演奏は好きな方ではありませんでした。どれも及第点なのですが、感動まではたどり着かないもどかしさを感じていました。日本人のきまじめさの悪く出ていたのでしょうか。しかし、これは違います。正統的で説得力のある解釈。全編に漂う緊迫感。共演者の熱演。小澤の情熱が決して空回りすることなく、曲が進む毎に高まっていく音楽に、ただただ感動です。
最初のひと振りを見たいのに、指揮者・オケがとても素晴らしいだけに大変残念です。内容はちよっと・・・でした。
この作品に関しては、音楽を良く知らない方の商品開発ではないかと思うほどガッカリしました。
だからこの作品の評価は商品開発に対してです。
指揮者・オケは★5つですよ。