Dawson's Creek: Complete Fifth Season [DVD] [Import]
価格: ¥1,659
『ドーソンズ・クリーク』第5シーズン(別名『ドーソンズ・クリーク:大学編』)は、ケープサイドの町に別れを告げ、ボストンでの新生活を描く。第4シーズンの終わりに、5人の仲間たちはそれぞれの道へと旅立った――ドーソン(ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク)はUSC(南カリフォルニア大学)映画学科へ、ジョーイ(ケイティ・ホームズ)はワージントン大学へ、ジェン(ミシェル・ウィリアムズ)とジャック(カール・スミス)はボストン・ベイ・カレッジへ、そしてペイシー(ジョシュア・ジャクソン)は海へ。しかし、程なくして5人は再び顔を合わせる。ドーソンにとってはありがたいことだ。なぜなら、彼は家族のひとりを失い、一家離散の危機を迎えることになるのだから。
この第5シーズンは、何よりもまず、悪い人間関係を持つことについての物語だ。ジェンは、キュートだが軽薄なミュージシャン(『One Tree Hill』のチャド・マイケル・マーレイ)と付き合う。ペイシーは、勤務先のレストランで、既婚男性と不倫中の女性(ルルド・ベネディクト)に言い寄りつつ、男好きの新しい上司(『ツイン・ピークス』のシェリリン・フェン)の誘惑をかわす。ジョーイは、ハンサムなイギリス人教授(ケン・マリノ)に心引かれる。ジャックは、男子学生クラブに入会するもゲイ差別に遭い、ビール瓶を心の友とする。ドーソンは、風変わりな若い映画作家(ジョーダン・ブリッジズ)と出会い、その縁がめぐりめぐって、あこがれていたボストンの映画評論家(メレディス・サレンジャー)と対面することに。さらに、ジョーイの新しいルームメイトとなる悪意なきトラブル・メーカー、オードリー(ビジー・フィリップス)が主要キャストに仲間入り。今シーズンでは消化不良気味の部分が多く、2度にわたる“ジョーイが危ない”の件も案外パンチが効いていない。シーズン・フィナーレでは、お約束どおり主な人間関係に決着がつくが、根本的には何ひとつ解決していない。それでも、4シーズンにわたってケープサイドの住人たちを見守ってきた視聴者なら、この第5シーズンで何が起こるのか気になるところだろう。
DVD特典がまったく用意されていないのは、この第5シーズンが初めてだ。しかし、音楽の差し替えは相変わらず行われている。ちなみに、第2シーズンでは大部分の音楽が、第3シーズンではポーラ・コールの主題歌が差し替えられた。いずれも著作権料の問題のためだ。今回は、通常のBGMが変更されたのに加え、いくつかのシーンがカットされている。たとえば、第98話「さまよう心(Highway to Hell)」では、酒場のステージで演奏される2曲が消えている、といった具合。また、第85話「戻らない時間(The Long Goodbye)」と第96話「真夜中の交差点(Downtown Crossing)」のオープニング・クレジットについても、放送時には「I Don't Want to Wait」のインスト・バージョンが流され、これらのエピソードの情感を強調していた。だがDVD化にあたって、「Run Like Mad」のスタンダード・バージョンとインスト・バージョンにそれぞれ代わっている。(David Horiuchi, Amazon.com)