一時期の陰陽師ブームもやっと去り、ようやくゆっくりと晴明神社も観る事ができます。
最盛期（最悪期）には妙なお土産屋が闊歩しており、心底がっかりしました。
やっと、落ち着いた気持ちで異界巡りができるというものです。

京都に限らず、こういった心持ちで廻ろうとすると遊び半分では火傷しますのでしっかりと下調べをしたいものです。
「行ってはいけない」場所を削ぎ落とす作業です。
ネットでも色々な場所が説明されていますので、この本や資料で「行ってはいけない」場所を選択肢から削いで巡回コースを組み立てます。
なかなか１回では廻りきれず、まだ廻りきれていない所も在るので複数年計画で行かないと無理ですね。
この本で勉強して、真剣に観ていきましょう。
とっても真面目な本です。

清水寺、金閣寺、嵯峨野、河原町もいいのですが、何度、京都に行っても、ついつい同じ場所ばかり訪れてしまいませんか。
本書は、いつもとは違う京都の表情を見せてくれます。蚕の社、六道珍皇寺、大将軍八神社など、ちょっと聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。
すべての寺社について、きれいなカラー写真と親切なアクセス地図を掲載。
ちょっとディープな京都ガイド。

旅行のガイドブックはあまたあれど、異界に通じる名所ばかり連ねたものは、まず目にすることがありません。この本では、怨霊やもののけが闊歩した千年以上前から、変わることない不思議な京の魅力を十分伝えてくれています。そして、古の寺社を実に真面目に案内してもらえるところがとても素晴らしいです。カラー写真も豊富にあるので、この秋の京都散策はこの一冊を手にすれば、一味違う楽しい旅行ができると思います。

この先生の授業面白かったです。好きだったので紹介しまス。京都の異界をたずねて下さい。カラー写真付、地図付、説明文も面白い。てかこの先生が面白かった。

ひとつのテーマに特化した「新撰　京の魅力」シリーズ第２弾。
綺麗で豊富な写真と丁寧な解説には定評があります。京都好き、歴史好きな方にオススメの１冊です。

★京に残る５０箇所もの異界と、そこにまつわる人物が紹介されています。