人気ジャズ・ヴァイブラフォン奏者ジョー・ロックとジェフリー・キーザー(p)の双頭リーダー・バンドの新作
“ジョー・ロック/ジェフリー・キーザー・グループ"名義としては、2006年に発表したライヴ盤『Live in Seattle』以来となる本作。
ジャズ・ヴァイブラフォン奏者といえば、ライオネル・ハンプトンやミルト・ジャクソンの名を思い浮かべるジャズ・ファンが多いと思うが、ジョー・ロックは現代ジャズ・シーンにおいて、傑出した存在感を放っている。そして今回、作曲家としても才能豊かなジャズ・ピアニスト、ジェフリー・キーザーと共に最高の作品を届けてくれた。
お互いに触れ合うこと、互いのコミュニケーションの大切さを表現した『Signing』というタイトルもよく、ジョー・ロック作の4曲とジェフリー・キーザー作の2曲に、カヴァー2曲の計8曲を収録。“ジャズ・ヴァイブラフォンの魅力再発見! "となること間違いなしの快作。(加瀬正之)