心が洗われる
★★★★★
史実に基づいて、忠実に映像化されたと思われる。
特に大がかりな仕掛けも見あたらないが、
素朴な当時の生活がありありと伝わってくる。
そして、クリスマスにイエスキリストがお生まれになったこと、
そのことがこれほどまでに有り難く感動的なことを、
皆さんにも見ていただきたい。
クリスマスの意味が変わるかもしれない。
素晴らしい聖劇
★★★★★
イエスが生まれるまでの過程を描いた映画をかつて見たことなかった。この映画はイエスの両親の出会い、その当時のユダヤの政治状況と日常生活にたいするその影響を描き出しながら、聖書(旧約)を通して預言されていたメシアの到来の希求をあまりにもダイナミックに描き出すことをせず、むしろ「生活の座」から決して切り離されずにメシアなるイエスが誕生したことをうまく描き出している。イエスの誕生に東方の博士と羊飼いが居合わせているところは聖書的には眉唾ものだが、聖書を手にとることを躊躇している方や、2000年前のユダヤのおかれた状況を理解して聖書を読んでみたいという方には、ある意味で絶好の映画と言えるかもしれない。
キリストが降誕するまでのストーリー
★★★★☆
もともとの題名は『キリスト降誕のストーリー』です。話の中心は何といってもキリスト降誕だからです。クリスマスの季節になるとキリスト降誕のストーリーが沢山出回りますが、聖書の真実から外れているものばかりが多いですね。しかし“マリア”は結構忠実に描かれていました
聖霊によって処女マリアがみごもリました。エンゼルがその理由をマリアとヨセフに告げた。この頃のマリアは14−16歳くらいだったと推測されています。 マリアとは従姉妹同士のエリサベツはその時バプテスマのヨハネをみごもっていた。そのエリサベツを訪ねてマリアが60マイルを旅する。
そしてマリアがこのように神を賛美して: 『我が魂は主をあがめ、わが霊は、わが救い主なる主なる神を喜びたたえます。。。。』とルカ1章46−55まで賛歌が続きます。
初めて試みられた人口調査のためにヨセフとマリアが帰って来る途中、ベツレヘムの家畜小屋でキリストが誕生したのはキリストを信じてない人も知っている有名な話です。
クリスマスの時期が近づいてきました、今年は是非志向を変えて家族と一緒にこのDVDを観られるようお薦めします。
確かにクリスマス(聖夜)の意味が判ります
★★★★☆
数あるキリストの史劇は好きなんですが、これはその母マリアとその夫ヨゼフに焦点をあてイエス誕生とエジプトへ脱出までの内容です。
従来の奇跡の描き方がトリックやCG無しに描かれています、心温まる作品。
私はマリア役の女性(キャサリン・ハードウィック)はもっと清楚な感じが良かったんだけど、現実にはあんな少々がっちりした素朴な女だったんだろうな、と思わせるものが有ります。
実際の聖夜は雪降る寒い夜馬小屋で、ではなかったんでしょう。
二千年前、中東の有る地域で平凡で貧しい夫婦に一人の男の子が産まれ、
その後神と人とに愛され続けられて来たことを確かに感じさせる一品では有ります。
感動
★★★★★
まず映像美に感動。多少合成シーンが目立ちますが、そんなことも気にならないくらい。特にベトレヘムの夜は最高でした。
この映画は、あまり焦点をあてられることのない、マリアとヨセフの夫婦愛の映画だと思います。誰の子かも分からない子供を身籠ったマリアを、神の言葉を頼りにひたすら信じ続けるヨセフ。彼の愛に支えられながら、妻として母として成長していくマリア。ベトレヘム道中の様子は、面白いし美しいです。女性監督だけあって、出産の描きかたも上品でリアルでした。イエス誕生の瞬間、皆で拍手してしまいました。
見終わって、心がとても優しい気持ちになりました。