臨場感のある医学英語論文の書き方の指南書
★★★★☆
医学論文を実際に書かれている方のみならず、翻訳者として英訳をされている方にも大変に役に立つ本です。英文と、邦文が対訳となって書かれた英語論文の指南書は多くありますが、本書では、最初ただアイデアとして羅列されていたにすぎない文章が、繰り返し読者の目前で推敲されていき、実に臨場感にあふれた指南書となっています。実際に、筆者から授業を受けている感すらあります。最初ポイントがあいまいで、分かりにくく、複雑な英文であったものが、繰り返される推敲の末、シンプルで、読みやすく、目的のはっきりとした文章になっていくのを目の当たりにするのは圧巻です。