中野氏が一番初めにこの本を書かれたとき内容は一冊全部ある認定団体の誹謗中傷のオンパレードでした。ネガティブな内容だけで読んでいて暗澹たる気持ちにさせられるだけでした。その後の著書でもダイビングのネガティブな面を強調していますが、生命の危険が伴うレジャーを安易に取り扱う人たちが居ることも確かでダイビングの危険性を問う中野氏の存在は貴重だと思います。時々読んで気を引き締めてます。

スキューバに興味があり、本格的に始める前にこの本に出会ってよかったと思います。

スキューバの初心者体験はしたことはありますが、単純に地球という水族館を自由に潜る事ができるすばらしいスポーツと認識していました。しかし、その反面空気が自由に吸えない水中に潜るという恐ろしいスポーツであることを再認識しました。

スキューバで空気が吸えないというトラブルに会い、それ以来スキューバは嫌いになったという友人がいました。そのときは大変だったねくらいにか感じませんでしたが、本書を読むと金儲け主義に走っているショップに近づかないようにする必要を痛感しました。

スキューバはバンジージャンプやスカイダイビングと同じ、危険なスポーツという認識が必要ですね。

雑誌などでは良い面しか知ることしかできませんが、本書はスキューバ業界の良くない体質を暴いており、これからスキューバを始める人は是非一読をお勧めします。