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カランコロン漂泊記 ゲゲゲの先生大いに語る

価格: ¥1,188
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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2000年に文庫化したものを新装版に ★★★★☆
 失敗談、数奇な人の運命、下ネタ、戦争秘話などが、肩の力を抜いた同じ語り口でつづられています。マンガとエッセイが3:1くらいのバランスで構成されています。すべて10年以上前に雑誌に発表された物をまとめた本です。一度文庫にした物を新装版にしたものだという。文庫の時に買いそびれていたが、店頭でページをめくってみたら面白かったので購入しました。
 NHK朝ドラマのおかげでブームなのか、いろんな旧作やグッズが出るのでちょっと嬉しいです。
よい本でした。 ★★★★☆
今まで水木さんの著書を折りに触れて読んできましたが
これはとてもダイレクトに伝わるものがありました。
戦争中の人間の愚かさも書かれてるし、戦争中戦争後も時代の運命に翻弄された人たち
のことを思うと現代の我々はいかに幸せか、という感想。
厳しい時代を生き抜いた水木さんならではの達観した人生観に
心うたれるものがありました。

ゲゲゲの女房と共に読まれたらいろいろ共感すると思います。
今日からあなたも水木先生のファンになる! ★★★★★
おそらく、今まででていた本の中では最も読みやすく展開されていて、小学校高学年でも読めそうな本。漫画も合間にあるのでイメージもすぐできます。
先生のふだんのちょっとした考えも伺えるお得な気分になれるものです。
出会った方々にたいする先生独特の感じ方も大変よろしい。思わずニヤリ。
水木先生を少しでも知りたい方は是非とも読むことをお勧めします!
一冊まるごと水木しげる ★★★★★
本書は『ビックミコック』に連載された活字エッセイとコミックエッセイ、それぞれ24編からなるエッセイ集です。幼少期から現在にいたるまでの、筆者にとって思い出深いエピソードが収められています。なかでも軍隊時代の思い出に多くのページが割かれているのが特徴です。

とりあげられた話題のなかには、過去の作品やエッセイですでに言及のあるものがありますが、新たな発見もあり興味深く読みました。なお掲載順でなく、テーマごとにまとめられています。

収録エッセイのうち、「戦争論」では小林の『戦争論』を読み、意外なことに、戦前の勇ましい雰囲気を味あわせてもらって、とても楽しかったと述べています。しかし筆者は、戦後の対外的なペコペコ国となった日本を「それでいいのだ」と肯定します。筆者は『戦争論』を読んで、日本人としての自尊心をくすぐられて懐かしかったそうですが、勇ましさの代価を知る一人として、なんだか(兵隊となって)輸送船に乗せられるような気分になったとのべています。この回は雑誌掲載時に読んだのですが、「輸送船」という単語が印象に強く残っていて、本作というと私はこのエピソードを思い出します。

水木ていすとあふれるエッセイ ★★★★★
味のある本である。本の内容は、少年時代、兵隊時代、忘れられない人々、水木的幸福論で構成されている。最初から最後まで水木テイストあふれたエッセイである。所々にコミックエッセイという形で短編の漫画も入っている。

私は水木しげるの戦争もの・戦争体験記ものが好きなのであるが、やはり兵隊時代が特におもしろかった。人の生死の分かれ目というのはほんとうに不可思議なものである。また、最後の方に小林よしのりの戦争論についてのコミックエッセイで、水木先生がどのように感じているのかが伝った。その表現もやはり水木テイストである。戦争経験をこのように表現できる水木しげるの才能はすばらしいと思う