高校生のデイド(ジョニー・リー・ミラー)は、11歳のときにウォール街のコンピュータをクラッシュさせたほどの天才ハッカー。彼を慕う仲間のひとりがエリンソン石油のコンピュータに侵入した際、偶然にも保安担当官プレーグによる不正の証拠をコピーしてしまった。悪事の漏洩を恐れたプレーグは、官憲を利用してデイドの仲間らを次々と逮捕させていく。対抗するデイドは、世界中のハッカーの協力を得ながら、ネット上でプレーグと対決していく…。
ビートルズの前身時代を描いた『バック・ビート』で注目されたイアン・ソフトリー監督による、程よくも小気味よい不良性感度でお届けする青春ネット・ウォーズ・ムービー。主人公のガールフレンド役にに、今をときめくアンジェリーナ・ジョリーが扮しているのも、お楽しみのひとつだろう。(的田也寸志)