誰しも、お香を焚くのに慣れてきたなら「もっと違うものも試してみたい」とか「自分好みにアレンジしてみたい」とか思うようになるんじゃないかと思います。
でも、市販のブレンド香やレジン・ハーブなどを焚くだけでは、何をどうしたら良いかわかりません。
香の素材を選ぶ基準も無ければ、ブレンドの方法も、さっぱりなんにもわからない。
しかしこの本を読むと、どうしたら良いかわかります。
どのようなものがお香としてスタンダードなものか、どんな風に使えば良いかが書いてあります。
字が大きいので読みやすいのもいいですよ。
私はとりあえず、ジュニパーを買って、手持ちのレジンやハーブとブレンドしてみようと思います。

さあ、あなたも、れっつとらい！

エスニックショップで買ったお香があまりに強烈な香りで家族にも嫌な顔をされた・・・という若かりし頃のトラウマを払拭したのが「ナチュラルインセンス」。つまり自然のハーブを焚けばそれが「お香」になることを最近やっと知りました。やっぱり天然の香りが１番です。この本にはインセンスの作り方や使い方、焚く時のコツ等が具体的に載っていて実用的だと思いました。

お香というと、年寄りくさいイメージとか宗教臭いイメージがあるかも知れません。「出来あいのお香」のイメージもあるでしょう。「癒しのお香」はお香のイメージをくつがえしてくれるかもしれません。ハーブとか樹脂を使ってお香体験、という新しいタイプの本です！さらにそれが癒し効果や願いを叶える効果まであるのですから、見逃せません。

スピリチュアルな視点でお香を楽しめる本です。著者の人がお香を実際にかなり使ってきた実践的な人だというのは、お香のブレンドのテクニックや材料の描写の点で分かる。香りの相性について、ブレンドのテクニックについての実用的アドバイスは本当に実用的。持っておくべきハンドブックとなると思う。