生コン全般について知ることができる本。均質で安定した
JIS製品と思っていた生コンが、ここまでの奥深いとは・・・
コンクリートの難しさを目の当たりにします。

構造技術者として、特に参考となるのは、以下の３つ。
１章　良いコンクリート、悪いコンクリート
４章　試験練りの意味を考え直す
１３章　困ったときの対処例
特に、１３章は、実際の業務でも使えそうなQ&Aが満載です。

著者らの生コンにかける思い入れがひしひしと伝わってきて、
生コンに関する概要が俯瞰できる好著です。

コンクリ施工の実務のノウハウを書いた本はなかなか無いです。
貴重な一冊です。

この本は生コンに関する人々すべてにお薦めします。特に施工関係の人には読んでもらいたい内容です。なぜ、ひび割れが起きるのか？ひび割れないコンクリートはどのように作ればよいのかを、具体的に解りやすくおしえてくれます。もちろん生コン製造に関わる人にもお薦めです。

生コンに携わるすべての人々がこの本を読んでくれれば、コンクリート構造物の様々な事故、その他諸問題が無くなります。