今やビジネス・ソフトの定番。オフィスレイアウト図もこれでOK!
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「建築設計の知識もなければCADも操作出来ないけれど,オフィスのレイアウト図を作成しなければいけない」とか,「作業手順が変わるのでフロー図で説明したいが作図が面倒」という経験は誰でもあるはず。そんなニーズに応えるのがVisioである。オフィスレイアウト図や,ネットワーク図・機器構成図などのシステム関連図面,ワークフロー図などが視覚的で簡単な操作で出来る上に,PCなどのOA機器のイラスト,フロー図で使用される図形などが「ステンシル」という形で実装されており,わかりやすい図面が描けるのが最大の特徴だ。Excelのワークシート同様にWord文書に埋め込むことも可能なので,企画書にフロー図や構成図などを織り込む際にも有用だ。Visio社がMicrosoft社に買収されてから,ステンシルがやたらと3Dになったのが少し「ウザイ」気もするが,使い勝手は言うことなし。特にビジネスで業務改善やシステム管理業務にあたる方は,経済産業省のEAツールがこのソフトに準拠して作成されているので,必携のソフトウェアである。
欠点は,やや割高な価格とバージョン間での互換性。Accessなどもそうだがバージョンが異なるとせっかく作成した図面が開かなかったりすることがあるので,複数ユーザー間でドキュメントを共有される際にはバージョンの確認が必要だ。
初心者でも比較的短時間で容易に使いこなせるようになるので,レイアウト図やフロー図でお悩みの方は是非お試しいただきたい。