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幻竜苑事件―狩野俊介の事件簿 (秋田コミックスサスペリア)

価格: ¥555
カテゴリ: コミック
ブランド: 秋田書店
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このシリーズの(おそらく)ベスト ★★★★☆
このシリーズのポイントは
1)読者の予想をちょっとだけ上回る(裏切る)トリック
2)それを読み解く狩野君の冷静かつ論理的なロジック
3)少年探偵狩野君の成長ぶり
だと思いますが、その要素がふんだんに詰め込まれた作品だと思います。その意味で、シリーズで(おそらく)ベストかと。
「おそらく」としたのは、このシリーズがまだ続刊であることからなのですけど。

とりわけ楽しみなのは、3)にからんで、野上さんに加えて前作から登場したクラスメイトの存在。
いい形で物語のスパイスになってくれそうなのですが、いかに?
全てはここから始まった! ★★★★★
いや実際には違うんだけど、のちの巻を読むと、なぜ幻竜苑事件からコミックスがスタートしているかよくわかる。遠島寺美樹だ。
コミックスでは、主人公俊介のもう一つの顔、学園サイドに焦点が当てられている。そこに彼女は居るべきであり、居なくてはならないキャラだからだ。
おそらく、80、90年代に少年期を過ごした人たちにとって、俊介の苦悩と悲哀は、とても共感できるものであるに違いない。それくらいみんなが当たり前に持っていた感性を抱えて生きているという、そんな彼の側面を見つめ続けることになる、遠島寺美樹という少女との出会い編。
正直、原作のファンであるが故に、敬遠していたコミックス版ではありましたが、読んでみて驚いた。見事なくらい原作のイメージを損なわず、補足していた。
思わず原作を読み返してしまった一冊でした。