本タイトルより描画エンジンが新しくなり、より迫力のある快適なフライトが楽しめるようになった。特に、ジェット機から流れ出る飛行機雲や、着陸時に出るタイヤスモークなど、細かい部分にまで本物感覚を追及しているのがすばらしい。選ぶことのできる航空機は、「ボーイング 747-400」や「水陸両用フロート付セスナ」など、新収録の5機体を含む16機。プレイヤーの操作に合わせて動く操縦桿や計器などのある3D仮想コックピット、管制官とのやりとりを英語音声と日本語字幕により再現するATCなども新たに搭載され、より臨場感あふれるフライトを体験できるゲームに仕上がっている。
なお、ネットワークにも対応しており、インストラクターと生徒の組み合わせで、ユーザー同士の飛行も可能だ。(秋月昭彦)
世界中のほぼすべての空港から、すべての時間、すべての日にち、すべての天候、また、かなりの機種(セスナ、ボーイング、ヘリコプターまで!)をを選べるというのには、たまげました。よく3枚のディスクで間に合うものですね。コクピット内もリアルです。テロリストが練習に使ったという噂も、本当かも知れません。これを、じっくりマスターすると、本当にいきなり、飛行機を操縦できるんでは、ないか、と思わせるほどのリアルさです。最近死んだケネディが、通った航路を、同じ時間、同じ季節、同じ機種、同じ天候でいってみましたが、同じところで墜落してしまいました。「こりゃ、危ないわ。」と実感しました。
悪いところ。
まず高い。高すぎる。次に、表紙の絵はあれは嘘です。!!そこまでリアルではありません。高度10000メートルから飛行すると、すごいリアルに見えますが、地上に近づくと、ものすごく、ちゃっちくなります。マンハッタンに降りていくと、小学生がかいたようなおもちゃのようなビル群を見たときには、ショックでした。ヘリコプターで、地上を飛ぶと、「なんじゃこれは?」ということになります。埼玉が、アフリカのサバンナのようでした。つまり、観光用というのは、邪道で、あくまで、本気の操縦士になりたい人用ということでしょうか。あと、すべてリアルタイムモードなのもどうもとろくて。つまり、東京からニューヨークまで14時間かかるなら、本当に14時間かかるのです。「早送り」モードみたいなのが、あればいいんですが。