うしろのしょうめんだあれ (ハルキ・ホラー文庫)
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うしろのしょうめんだあれ (ハルキ・ホラー文庫) [Aug 01, 2000] 鎌田 敏夫
うしろのしょうめんだあれ (ハルキ・ホラー文庫) [Aug 01, 2000] 鎌田 敏夫
迷っているのなら他のものを読みましょう。
★★☆☆☆
まず、ホラー文庫からでているのにまったく怖くない。
これが致命的。
また話も、女性には不快であろう描写が多く含まれ、かつ、全体を通して盛り上がりに欠ける。
登場人物にも魅力を感じられない。
読後は「何を書きたかったんだろう」とまではいわないまでも、それに近い印象をうけた。
迷っているのなら、その資金と時間を別の作品に費やすことを、僕はおすすめする。
シックスセンスやゴーストのようなノリ
★★★☆☆
主人公に死者の姿が見え、また生きている人の中に死者が入り込んでしまい、その人の生活に影響を与えるという、なんだか「シックス・センス」と「ゴースト」を思わせるような設定が面白い。話のテンポがよく、またページ数も比較的少ないこともあり一晩で一気に読みきってしまった。ただ登場人物が少なく、それらの人々の間で話を完結させようとしたためにご都合主義が垣間見える点と、話の世界観が狭い世間で完結してしまっているのは残念であった。