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ミステリ十二か月 (中公文庫)

価格: ¥145
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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カラー挿絵50点!推理本情報満載! ★★★★★
読売新聞の連載のときから本になればと思っていました。版画家の大野隆司さんの絶妙な版画挿絵が50点も入っているので単なる推理小説のガイドブック以上の楽しみがありました。また、版画挿絵には紹介本の謎が隠されています。というかダジャレが隠れている。その解説もあり、新聞掲載時以上の面白みがありました。最近まれに見るお得な1冊だと思いました。
有栖川有栖さんと北村薫さんの「全身本格」対談に、わくわくさせられました。 ★★★★☆
 まずは、2003年1月~12月の一年間にわたって、一週間に一回、読売新聞に連載された「ミステリ十二か月」(「北村薫のミステリーの小部屋」を改題)から。不思議な謎と謎解きの論理を楽しむ本格ミステリを中心に、北村薫さんがセレクトしたミステリが50点紹介されています。北村さんが「このミステリはぜひ読んで欲しい」「このミステリは面白いんだよお」と選んだ作品が、その月ごとに設定したテーマに従って並べられています。「都筑道夫氏のミステリからは、これを持ってきたか」「ほほう。バリンジャーの作品はこっちを選びましたか」などなど、北村薫さん独自のセレクションがまず興味深かった。また、その作品の読みどころやミステリならではの妙味はどの辺にあるのか、そうしたことを平明な調子で語っていく紹介文にも親しみを持ちました。

 そして、おしまいの第4部。有栖川有栖さんと北村薫さんの「全身本格」対談が、とても読みごたえがあって面白かった! 本格ミステリを愛してやまないおふたりの打ち解けた会話、時には火花がサッときらめく丁々発止のやり取りに、わくわくしながら読んでいきました。
 北村さんが「アウト」と判定したミステリに対して有栖川さんが「セーフ」と言ったり、逆に北村さんが「面白かったなー」と挙げた作品を有栖川さんが「これこれだからダメです」と言ったりして。こうした見解の相違が明らかになる会話が、殊に刺激的でした。ミステリを味わうことでは互いに引けを取らない両名人が、本格ミステリという盤面を挟んで対局しているみたいな感じ。ついつい熱が入ってそれぞれの思いを語るおふたりがとても幸せそうに見えて、にこにこしちゃいました。

ミステリー初心者だけでなく熟練者にも!! ★★★★★
ミステリー文学初心者向けへの「ミステリー案内」がテーマで、読売新聞にて連載されていたものが単行本になりました。
江戸川乱歩やクリスティのような王道作家の作品のほか、
読んだこと無いなぁ・知らないなぁ...という作品、
現代作家までバラエティに富んで紹介されています。
新聞連載時には毎回ワクワクとドキドキの連続でした!
北村氏の巧みな案内文とともに、大野氏のそれはそれは魅力的なネコ版画が
その回の1冊をますます「読みたい!読むぞ!」と思わせるのです。
この単行本には掲載された版画がすべてカラーで装画・挿絵として
紹介されていますが、実はその版画にかくされた裏ミステリーも、北村氏&大野氏の対談で紹介されているです!!
これは必見です!新聞に掲載されていたときには気づかなかった...
というエピソードや隠された秘密などが、おもしろおかしいです。
ますます何度も手に取る1冊となりました。