まず挿絵の濃さに驚きました。

エンリケとマリアは学生の設定なのにすでに大人の雰囲気たっぷり。
さすが洋書、日本のテキストでは味わえない異国情緒があふれていて楽しいです。

また、内容も海外での日常生活に使えるであろう、簡単でユーズフルなものになっています。

普通のグラマーブックは例文がぽつぽつあるだけで覚えるのに効率が悪いですが、
本書はストーリーになので文のつながりで覚えられるし臨場感もあります。
グラマーと本文の補足・英訳はないので、DYI学習が出来る方には手ごたえがあります。

私は英語を職場で使っている関係から、スペイン語を英語で勉強したほうが早いため
本書＆スペイン語＝英語の電子辞書を用いて学習しています。

CDを通勤途中に聞いてシャドーイングのあと時間が空いた時に書き取りをして
リスニングと文章構成理解のチェックをしています。

使い方次第で化ける本です。

最初に「初級からでも充分読める」と書いてある通り、習い始めの頃から、ページが進むごとに段階的に内容と語彙が増えて行きます。

私が興味があったのはパート2の部分の、メキシコの歴史です。勿論簡単な文章で書いてありますが、充分な知識を得ることができました。

全体として読みやすく、又新語の脚注もあり、初中級くらいの方なら、特に辞書を引かなくても読めると思います。また巻末に単語のグローサリーもあり、分からなければこれで意味を引くこともできます。

各章毎に練習問題もあり、私はこれはしませんでしたが、すれば作文の練習にもなると思います。

初中級くらいまでのリーダーで、これが読めたら次はハリーポッターのようなものに進んだら良いと思います。

ひとことで言えば中学3年分の英語の教科書をまとめた
ような感じです。
ちょうど３つのカテゴリーになってて
最初はイントロ的な部分、次はメキシコの歴史、最後は
物語文になってますが直説法の基本的な時制が
わかっていれば最後まで読めると思います。
そして読んだ後に簡単なチェックがあります。
これの答えはあるけど文の訳がないので完全に独学、
とゆう人は少し不安かもしれないですが
全体的に"EASY"なので大丈夫だと思います。
あと、アメリカの学生を想定して作られてる感じなので
読解を通してスペインや南米の文化に触れるとか
そうゆう感じはないですが勉強はじめたての人にはとても
良い本だと思います。
ちなみに一応洋書ですが英語できなくても全然平気ですよ。