いろいろな作者の三国志を読んできましたが、このシリーズがいちばんのお薦めです。ジュニア版なので子どもも読みやすく、なおかつ大人の読者にも充分耐えうる内容です。親子の会話がはずむこと請負です。

「三国志」ってどんな話だろうと気になるけど、
難しそうだからとあきらめていた方にもお勧めです。
漢字にはルビ(フリガナ)がついています。読みづらい中国の地名、人名が負担なく読めます。
人物イラストも入っていて登場人物が多くてもイメージしやすいです。
四巻セットのものには解説書もついているのでよりわかりやすいので、
全巻読む予定なら(読んでほしいですが)セットでの購入をお勧めします。

子ども用に買いましたが、「おもしろい」と言って最後まで読みきりました。
「三国志」初心者にはお勧めです。

三国志は難しくて挫折する人が多いと聞いていたので他社の「らくらく読める…」というものから入ってみたのですがチンプンカンプンでした。ならばいっそのこと児童書からと思ってこの本を手にとってみました。大当たりでした。
平易な文章は理解しやすく、それでいてちゃらくない。（児童書だから手に取ったときは少し馬鹿にしていたのですが）
三国志初心者の私には、同じ姓の多いなじみのない中国名は「あれ？この人だれだっけ」ということが多かったのですが、かなりの人物がページの上にイラストで掲げてあったので、ページを繰って確認することができてとてもよかったです。過去に三国志を挫折した方、ぜひ読まれてはどうでしょう。

子供向け三国志は数ありますが、子供向けだからといって省略しまくっていたり、アニメ世代に迎合しまくったイラストだらけだったり(歴史小説らしさは維持してもらいたい)、しっくりくるものがありませんでした。これはそのどちらにもあてはまらず、分量もちょうどいい。うちの子供もすっかりハマりました。

正直、演義の悪い点はかなり補修されてますし、ルビがふってあったり、図表、イラストも豊富で、ゲームなんかで三国志に興味を持った方はこれを読破してから、正史に取り掛かるべしと私は思います。

ただ、これ少年少女向けなんですよね。でも、正直、初心者にはちんぷんかんぷんな事も多い「三国志」。
まずはこの本を通読するのが入門の早き道かと。