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写真集 棟方志功

価格: ¥28,731
カテゴリ: 大型本
ブランド: 文藝春秋
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夢中な姿を学ぶ。 ★★★★☆
棟方志功(むなかたしこう1903〜1975)の作品以上に、彼の存在が魅力的に撮れている写真集です。

この写真を見ると、棟方志功が、本気で、版画に夢中になっているのが伝わってきます。
夢中に彫る姿、夢中に摺る姿、夢中になる喜びを、この写真から感じてみませんか。

僕の版画の記憶は、小学4年生の時、クラスの班のグループで、12か月分のカレンダーを彫ったことを思い出します。
馬棟(ばれん)で、版画を摺(す)る時、あの夢中になった快感を思い出しませんか。

「彫る」
p10 体から燃えて、体から妙になって、自然と自分と思いとねじれて、酔って彫る。

「摺る」
p40 版画だからこそできる、いくつも摺れるということ、
摺ることの繰り返しが、美しさが増して行くというところに
大きなよろこびがあります。

「旅」
p129 夢中だということ……夢中でものができなくちゃダメだとういうこと

彼の存在が、芸術のように思える棟方志功です。
「南方的なものが好き」 ★★★☆☆
第1刷2003年。飯窪敏彦が棟方志功を撮った写真集。目次は「彫る」「摺る」「画く」「ねぶた」「旅」「受賞」「跋柵」。撮影は1968年から71年。月刊『文藝春秋』の仕事からつきあいが始まり、個人的に撮りためたとある。写真はすべてモノクロ。創作風景を中心に撮影。写真ごとに棟方の言葉と思われる短文が書いてある。度の強いめがねにはちまきで板に顔をくっつけて彫る姿はとにかく印象的。体操風景やねぶたの浴衣姿は意外で笑える。巻末に名嘉睦稔、飯窪の文章、棟方と荻昌弘の対談がつく。