内容を噛み砕いて解釈すると、
人生はその人の信念(考え方・定義)でできていて、ヒーリングとはその人の人生に悪影響を与える信念を変える事です。
この本はHOW TO本ではありません。その根本的な信念について書かれた本です。

その意味でこの本は現代日本人のヒーリングに対して抱きがちな一時的な癒し(リラックス)という信念をまず変えてくれます。
実践的な本ではないですが、一時的な癒しから人生を癒す真のヒーリングにするための信念を変えるきっかけとして読んで損はないと思います。
信念を変えるのは容易な事ではないので、読者が一回読んだだけで完全に理解できるのはもともとカフナに近い信念を持っている人でなければ、
それは表面をなぞっただけの理解にすぎないと思うので、理解しがたくて当然なのです。
それでも人生を通したヒーリングについて学びたければ、この本を何度か読み直すか、またカフナの信念で書かれた実践書に移るのがよろしいかと思います。

とても整理された良い本、力作ですね。
原書がよいのか翻訳が良いのかは分かりませんがすっきり頭に入ります。
まあ、タイトルからヒーリングの本として期待すると、？？？となる方もあるかも知れませんね。

いわゆるハワイアン・ヒーリング(スパなど・・・）をイメージして購入したのですが、大変奥深い内容に驚きました。
この本の「癒し｣は、根本的な癒しで、内容も表現もとてもスピリチュアルなものです。
また、シャーマンの世界の記述が大変興味深く、余り知る機会のない貴重なものだと思います。
読むのが少し大変ですが、後半は辞書のように語句の意味が並んでおり、ハワイ語やマナ・カードの更なる理解に役立っています。

　自然の中で生かされていることを忘れた現代の日本人にとって、とても貴重な本です。たしかに西洋的な理知主義に馴れた頭では理解が難しいかもしれない。でも、読んでおけば時間がたつにつれて、心と体でわかってくるでしょう。特に若い人に薦めます。ポジティブでスピリチュアルなカフナの思想、アロハ・スピリットは一生の糧となるものです。
　この本に書かれていることは日本の古神道の考えと基底的に通じているものがあるようです。小林美元「古神道入門」とあわせて読んでみてはいかがでしょう。日本も太平洋に浮かぶ島の一つです。ポリネシアの島々と精神文化において通じているのだと思います。

タイトルから推測し、その内容は自分を精神的にリラックスさせるためのメンタルトレーニングについて書いてあるのかの思って買ったが全く期待はずれだった。

内容はカフナと呼ばれるハワイのシャーマンの様な存在やその属する宗教のようなものについての説明が延々と続き、しかもその分野において著者と同等のレベルにあるの人にのみ分かるような文章は、それを直訳しているだけのような翻訳と相まって実に難解で、いくら集中して読もうとしてもその内容は全く頭に入らなかった。