違いは、
1.差込付録だったブックカバーがなくなり、そのイラストを表紙に持ってきたため、東三版の表紙絵がカット。
2.まいむの後に収録されていた「アフターディナー」というアーティストと紹介文や対談が著作権の関係でカット。
3.著者近影とともに手書き後書きをカット、代わりに新たに後書きを挿入。
大きさが縮小されたのは、全集としてサイズを統一するためらしいです。
十二国記などのイラストでファンになった方には、「初期山田章博」入門編として、これを受け入れられるかどうかで、今後発売されるであろう「ふぁんたすていか」や初期作品集購入の判断基準に。
当然、現在のように小説のカバーイラストなどは描いておらず、ほとんどが描き下ろしです。
密度の高いイラストはあまり無いとは言えますが、山田章博はこの頃から山田章博でした。
イラスト、漫画短編、山田氏が撮った写真等々、ページ数は多くありませんが楽しめる内容です。
オリジナルがA4版であったのに対し、安価にするためか半分のA5版になってしまったのが唯一の不満で星4個です。