ハード・バップ黄金時代に光り輝いたアルト名手の熱演。豪華メンバーにも注目デトロイト出身のハード・バッパー、ソニー・レッド。１970年代にはテナー・サックス奏者に転向し、ロック調のアルバムも発表していますが、多くのジャズ・ファンに愛されているのはやはり50年代後半から60年代にかけて、アルト・サックスを吹いていた頃の演奏でしょう。チャーリー・パーカーを基に、ジャッキー・マクリーンの甘美さ、キャノンボール・アダレイのファンキーさを付け加えたようなスタイルがレッドの特徴。ブルース・ナンバーにおける語り口のうまさは天下一品です。この2枚組CDは「Breezing」、「A Story Tale」、「The Mode」、「Images」のカップリング作品。グラント・グリーン、クリフォード・ジョーダン等、参加メンバーも快演を繰り広げています。(jazzyellより)