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The Making of Pride and Prejudice (BBC)

価格: ¥2,058
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Penguin Books
Amazon.co.jpで確認
   『The Making of Pride and Prejudice』は、ジェーン・オースチンの名作がコリン・ファースとジェニファー・エイル主演のすばらしいテレビドラマにできあがるまでを詳しく語る、メイキング本。豪華な本シリーズの製作現場が鮮やかによみがえる1冊。
DVDもこの本も原作も何度見ても面白い(トリビアを一つ・・) ★★★★★
DVDもこのメイキング本も原作も、繰り返し見ては飽きることなく楽しんでいます。このメイキング本の内容は既に他のレビューに書かれていますので、わたしはちょこっとトリビアを・・・

実はDVDを繰り返し見るうちにベネット姉妹の中のメアリーは食事場面でほとんどスープしか飲んでいないのに気付きました。なぜいつもスープばかり飲むのかと不思議に思っていたら、このThe Making of P and Pを読んで謎が解けました。メアリを演じたルーシー・ブライアーが、撮影の時最初何気なく座った所に羊肉料理が置いてありベジタリアンの自分は落ち着かなかったので次からは意図してフルーツの前に座ったと書いてあります。演じた人がベジタリアンだったから、無難にスープばかりを飲んでいたのかも、と思ったり。この本はDVDを更に楽しませてくれます。(・・でも野菜スープばかりではなかったかもしれませんね・・。)

ついでの余談。原作にはそれとは感じられませんが、DVDではメアリはミスター・コリンズにちょっと興味というか期待を感じていたのではないかと思うのです。コリンズがビングリー家でのダンスを姉妹に予約する時一瞬目を輝かせ、しかし彼が自分ではなくエリザベスに最初のダンスを予約するやとてもがっかりした表情を見せるのです。その目で見ると他の場面でも彼女は彼に好意的らしく思われます。細かくThe Making を読めばこれも解明できるかどうか。
10周年記念 ★★★★★
この本はP&Pが制作されてから10周年を記念としてDVDと一緒に
発売された物を買いました。制作に取り掛かるまで9年の歳月がかかったことや、
プロデゥサーのスー・バートウィストル(?)がダーシー役のコリン・ファース
を説得するまでの話や、コリン・ファースがあまり乗り気ではなかった等の裏話が満載。

コリン・ファースの存在感があまりにも大きかったので、彼に話しかける人は一握り、
6ヶ月近くの長期撮影中、時々家に帰されるコリンの心の動揺、原作を読んだり、
人の意見を聞いているうちに、ミスター・ダーシー役を誰にも取られたくないと
思うようになったこと、ロンドンからペンバリーに戻ったドーシーが、池の前で
苦悩を表すシーンは、彼自身が“ここで泣いた方が良いかな”とか、飛び込むと
きは服を着たままにしよう”とか、、、服を脱がないで良かったです本当に。

ペンバリーのお城はちょうど持ち主が代わる時で、室内撮影ができなかった、
またロングボーンのベネット家族の家と、現在の持ち主の話などは興味があ
りました。

初めてダーシーとエリザベスが踊ったナザフィールドの舞踏会は100マイル
ほど離れた別の場所で撮影しなければならなかったそうです。

ダーシーの妹ジョージアナ(エミリー・フォックス)を選ぶ時に彼女の父親が
渋った等とても読み応えがあって、DVDを見た人も、これから見る人も絶対
にエンジョイします。プロデューサーのスー・バートウィストルって素晴らし
い人ですね。彼女が制作するドラマは3本見ましたがどれも素晴らしかったです。
シナリオライターのアンドリュー・デービスも元は英語の大学教授なので19世紀
の美しい英語を忠実に表現。監督のサイモン・ロングトンも名監督です。
写真がきれい! ★★★★★
BBC版『高慢と偏見』のメイキング本。
翻訳なされていないのが残念ですが、辞書片手に
読んでみるのも、英語の勉強になっていいと思います。

なんといっても掲載写真がキレイですね。
写真みているだけで、内容が把握できるほど。
おすすめです。
映像化がなされるまで ★★★★★
タイトル通り、BBC放送の6時間(!)TVドラマ、『高慢と偏見』のメイキングを追った本です。
このドラマは、DVDも出てますが、何しろ放送時にはイギリスの通りから人がいなくなった!
という逸話が残るほどの大人気。物語の点でも、また「ダーシー」がコリン・ファースであるという点でも、
『ブリジット・ジョーンズの日記』にカブってくるドラマ、(むしろTVムービー)です。
本書は、全編豊富なカラー写真を紹介しつつ、この6時間ドラマの製作を詳細に紹介します。
10章立てで、原作をいかに脚色したか、オーディションをどのようにやったか、
ロケ地探しの苦労、時代考証、衣装&カツラづくり、音楽、ダンスの振り付け・学習、
撮影、コリン・ファースのインタビュー、編集、宣伝、と順々に、
俳優やスタッフの言葉も交えながら紹介していきます。
撮影は5か月間にもわたり、一日10時間は撮影するため朝8時には用意が出来ている必要があります!
撮影するにも、カメラ用のレールを敷設したり、ライトをセットしたり、天気をチェックしたり、
騒音対策のために空軍と連絡をとったり、とさまざまな準備があります。
そんな苦労を知ることができると同時に、製作者たちがこの『高慢と偏見』を
どのようなものにしたかったのかが、よく伝わってきます。具体的には、
ストーリーにおいては主人公エリザベスに加えてダーシーを前面に出し、
しかも別にきわどいシーンを入れるでもなく彼をセクシーな存在として捉えること、
衣装的には、ベネット家の姉妹たちの服をシンプルで、おだやかな色でつくり、
ビングリー姉妹らの派手な色・豪華な布と対比させること、
時代考証も綿密にしつつ、美術館のように厳密に再現するのではなく、現代の観客も共感できるようにすること、
などなど明確な方針のもとに各チームが膨大な仕事を綿密に行ったことがわかります。
映像では俳優だけが目立つわけですが、一本の映像化をするのに、どれだけの労力が費やされているか、
どれだけ準備がなされているかがよくわかり、裏方のことまで詳しく知ることが出来、興味深い一冊でした。
英語はところどころ難しく、イギリス英語にも戸惑いますがじっくり読めば読めます。
アメリカ人が「ジェーン・オースティンって死んでんの!?」と聞いて来た(!)という話はイギリス流ユーモアなのでしょう。
作品もこの本も何回見てもおもしろい ★★★★★
最近、スカパーで「高慢と偏見」が放映されているのを見て、久しぶりにこの本も読みたくなって取り出してみました。
ただ写真集として眺めるだけでも楽しいですが、じっくりと読み込んでいくと、このドラマを作り上げた人々の熱い思いに触れることができます。

ドラマ制作のプロセスに沿って10章で構成されているこの本、どの章も興味深いですが、私が一番じっくり読んだのは第9章A Conversation with Colin Firth です。
この作品を見てから、すっかりコリンのファンになってしまった私にとっては非常に読み甲斐がありました。
原作を1ページも読んだこともなく、どうせ女性の読み物だろうと偏見を持っていたコリン。その彼がこの作品の魅力を理解し、非常な躊躇を乗り越えてダーシー役を引き受けるに至った経緯や、撮影が始まってからのさまざまな心理的・物理的困難をどう克服していったかが、彼自身の言葉で語られています。

忘れてはいけないのが、エリザベス役を好演したジェニファー・エール(イーリー)の言葉も掲載されていることです。
とかくコリンの魅力が先行して語られるこのドラマですが、原作は紛れもなくエリザベス・ベネットの話です。
利発でユーモアのセンスがあり、自立心旺盛なエリザベス、その健康的ではつらつとした魅力に溢れたヒロインを見事に演じたジェニファーのこの作品に寄せた思いを、この本を通じて知ることができたのも収穫でした。

本来エリザベスの話であったこの小説を、テレビドラマ化にあたってダーシーの存在を原作以上に踏み込んで描写し、「ダーシーとエリザベス」の話に仕上げていった制作者の意図も、この本を読むとよく理解できます。

同じBBCによる1980年制作バージョンをより高く評価する方々も海外には多いようですが、(私は残念ながら見たことがないのですが)、1995年バージョンを愛する1ファンには、この本は大いに楽しめる1冊です。