さらに著者は、日本を変えるための処方箋として以下のような提言をする。
■『失敗の調査システム』の確立
■『素人が前面に出るシステム』の確立
■情報公開
■動乱の猛者の輩出
しかし、それが分かっていながらも変革出来ないのが「文化的な欠陥遺伝子」なのではないのか? この「文化的な遺伝子病」を治さない限り、提言は提言のままで終わってしまうと思う。その根本的治療法を示さずに、上記のような提言のみを処方箋とするのは安易であると思う。よって☆は3つ。
とりあえず今の日本を変えることが出来る方々は、この本に書かれている「反省書」を良く咀嚼することです。あとは頭を少し使えば何をすべきか、分かるはずです。