高度に洗練された生産技術や、開発プロセスの重要性が認識されている設計開発と比べると、研究開発・先行開発の分野は、（製品価値の多くを担うにも関わらず）今だ研究開発の進め方は各リーダーに完全に丸投げされているのが実情といえる。
　より良い研究の進め方を模索するも、情報元が「先輩の背中」のみ、という状況に置かれる中堅・若手の研究開発リーダー達にとっては、研究テーマの企画〜結果の刈り取りまでを提案した本書は非常に有効な指南書となりうる。