近未来の具体的シナリオと“スピリチュアル”なベール
★★★★☆
近未来については非常に具体的。30〜50年後についてはとてもファンタジック。
タイトルにあるダークサイドについて、なるほど『ラー文書』でもあるようにネガティブ宇宙人が存在し、大半の善良な地球人が影響を受ければ有害ともなる情報だ。ただしかし、この地上で実際その影響がどう歴史的に、あるいは現在作用してきているかの情報は一切ないのが残念だ。そのことについて具体的に本書では取り上げられていない。
事実、地上には宇宙のダークサイドの生まれ変わりと思えるような人物やその策動を指摘する数々の証拠が取り上げられ、その特徴(ラーの指摘)を備えた闇の勢力の存在がクローズアップされてネガ/ポジの真っ二つに割れた両極の世界が現れ始めている。
「パラレルワールド・リアリティ」の概念は難しい。分かりにくい。
例えば、上のようなポジ/ネガの現象が人々の意識に明確に映り始め、未来社会の建設に対しても明確なポジ/ネガの考え・態度・選択を持つ人が徐々に増えることなのだろうか?それとも、単に、個々人の唯心論的世界が拡大し、いつの間にか「類は類を呼ぶ」二手に分かれた世界が出来上がることなのだろうか。
かつて、近代史においてガリレオ、ケブラーに端を発した科学上の“反常識”といえる革命的発見が広く西欧社会に認知され新しい意識が拡大していった様を描いたトマス・クーンの「パラダイムシフト」(『科学革命の構造』)がどのように社会の一人ひとりの意識の中で具体的に起こり始め社会全体を変えていったか、に似ている。
バシャールが描いて見せた新しい科学技術の発見や開発、既存の経済システムの崩壊、気候変動、もろもろの災害など社会を揺るがすような出来事がテコとなり、それに代わる選択をしていく人々が増えていく。後になってETの出現とそれとの接触、ETからの知識の吸収もおきな力となり、その流れ・意識を後押しするのが坂本さんが言う「宇宙エネルギー」ということなのだろう。バシャールのシナリオは現実的にはそんなふうに解釈できる。
この概念には言葉が足りない。
向こうとこっち、ポジ/ネガの“見えない”バリアで社会が仕切られている世界が出現するかのようにも見える。どっちの地球を体験するかは一人ひとりの選択できまる、とあるが、これは、選択が実現しやすくなる、と同じ意味ではないか。
また、この概念は、「多次元的世界」が存在する、というようなことをいっているのだろうか?新しい能力を持ったインディゴやクリスタルチルドレンなどが増えて。そうするとスピリチュアルなベールがかかってやはり説明してほしいところだ。
しかし、提供情報はコンパクトにまとまっていて、本邦初ともいえる貴重な内容だと思う。現在の近未来情報を発信する出発点となっており、中心的位置を占めている。
年次毎の情報が当たりか外れかは、保証されてはいない。バシャールのポジティブな時代の流れの視点でポジティブなpictureとして受け取るべきだろう。
多分はずれまくり・・・
★★★☆☆
出版されて半年しかたっていないのに、早速、外すとは・・・(今夏に日経平均6000円台)。期待していただけに残念。この調子じゃ、後も外れまくりだわ・・・きっと。
興味をひく情報と私たちがすべきことのバランスがいい
★★★★☆
坂本氏がバシャールといわれる集合意識と交信して得られた情報が記されています。
前著『2012年 目覚めよ地球人』で発表した情報の一部が修正されています。
一なるものの法則や人類の起源については、オリオン大戦の詳しい内容も含めて『ラー文書』(ナチュラルスピリット)や『バシャール×坂本政道』(VOICE) より詳しく語られていて「個人的には」満足です。(ただしこういう分野を研究されている方にとってはどの程度の内容なのか私は判断できない)
バシャールから得た情報には、未来の地球の姿も記されていますが、バシャールのいう通り一人一人の選択でこれらの予想が変わる=パラレルワールド(と自分は信じている)ので、彼らの予想があたった、外れたということで、すべての情報を鵜呑みにしたり、逆に捨てたりというのは危険だと思います。彼らは、今の混乱した世の中で少しでも希望を持ってもらうのが目的で、予言といわれるもの(?)を敢えてしているということですから。
そして、ポジティブな振動「ワクワク」により思いの実現を邪魔する「疑い」が少なくなり現実を創造できるというところが参考になります!!
また、ポジティブまたはネガティブな行動を選択するとはどういうことなのか分かりやすく書かれています。
(しかもこの選択は自由で、押し付けや強制はなく著者や宇宙意識?による叱責もあるわけではない)
坂本氏の過去世といわれるものの救出は、読んだだけでは彼の魂の成長にかかわっているのかいまいち不明なので、他の過去世療法のような学びが得られなかったのが残念。(事実だけを淡々と表現する方法のせい?)
個人的には、交信中(?)にイメージが見えることについて(人によって見えるイメージが違うことについて)、坂本氏が絵を描いていたころは脳のイメージ連想回路が発達していたが勉強ばかりするようになってその回路が退化していったというところが面白かった。絵心を身につければ(好きならば)イメージ力も上がるという意味かな?
分裂する未来 ―ダークサイドとの抗争―
★★★★★
分裂する未来 ―ダークサイドとの抗争―
未来とは、予測するものでなく選択するもの
★★★★★
パラレルワールドという概念だと全ての可能性があるので
必ずどれかが体験として実現する。
さらに、バシャールがよく言うように
私が話す未来と言うのはみなさんの現在の集合意識から予測したもので
そうなると決まっているわけではない。
話を聞くほどに、理解しようとするほどに
余計にややこしくなり混乱する人もいるでしょう。
どういうことかというと
量子物理学の世界で言うことろの「不確定性原理」が働くのです。
全てのことは観察されるものと観察するものの関係性で結果が決まる。
Aさんが見ている未来と、Bさんが見ている未来は違うということ。
なぜならAさんとBさんは別人だから。
AさんとBさんが同じ環境にいたとしても
AさんとBさんの経験や着眼点や、出来事の解釈が違うので
それぞれ違う未来があるという意味でしょう。
大切なのは物事に対してどうとらえるかではないでしょうか。
未来は暗いと聞いて、それを信じてネガティブに行動するとそういう暗い未来が来ると思います。
未来は暗いと聞いて、それを信じずに明るい未来を信じてポジティブに行動すると明るい未来が来ると思います。
自分の信じているものが実現するというバシャールの教えはこれだと思います。
未来は予測されたものに従うのではなくて
自分で意図的に選択するものなのです。