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The Autograph Man (English Edition)

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: Penguin
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The Autograph Man is Zadie Smith's whirlwind tour of celebrity and our fame-obsessed times.

Following one Alex-Li Tandem - a twenty-something, Chinese-Jewish autograph dealer turned on by sex, drugs and organised religion - it takes in London and New York, love and death, fathers and sons, as Alex tries to discover how a piece of paper can bring him closer to his heart's desire. Exposing our misconceptions about our idols - about ourselves - Zadie Smith delivers a brilliant, unforgettable tale about who we are and what we really want to be.

'A glorious concoction written by our most beguiling and original prose-wizard' Independent on Sunday

'A brilliant comedy with a tantalising throb of mystic philosophy underneath' Philip Hensher, Books of the Year, Spectator

'A pleasure from the first page to the last' Evening Standard

'Intellectually agile ... ecstatic inventiveness' Time

'A classic' Spectator

'Genuinely funny and entertaining' Guardian

'Vibrant, highly imaginative' Jewish Chronicle

'Full of irony, humour, the search for love and the fear of death . . . a touching, thoughtful, deeply felt rite-of-passage novel' Sunday Telegraph

疾走する文体 ★★★★☆
有名人の直筆サインを売買するオートグラフマンのアレックス・リ・タンデムと、彼をとりまく人びと。混乱と放浪の9日間。
クセのある文章で、読みすすめるのに時間がかかったが、そのぶん、いったん入り込んでしまうと中毒性も強い。特に後半、舞台がニューヨークに移ってから、格段に面白くなった。
これはたぶん、原語で読んだら倍も楽しめる小説だろう。言葉あそびが散りばめられ、文体が疾走している(と、推察される)。
中身のないもの、空虚な箱を売り買いするアレックスの日々は、魔法の靴で空中を散歩しているみたいに実体がない。その浮遊感と、はねるような文体がよく合っていると思う。
人生にするのではなく、人生がするのだ。 ★★★★★
もっともユーモラスで、哀しい作品、僕らは象徴と実在の中で、憎しみをこめて、憬れている。
たのしく読めた。 ★★★★☆
シェークスピアかなにかのような邦題である。突然死んでしまう父親が哀れ。ただ若者になってからの動きは、モノクロな画面から、ちょっと日常を突き抜けたような、カラーでコミカルな動きをみせて、本の厚さが苦にならなかった。
新潮クレスト・ブックスは、なかなかよい海外文学がそろっている。
オートグラフマンのある1週間+2日のお話 ★★★★★
原題「オートグラフマン」に相当する日本語がない為、訳者は「直筆商」という言葉を用いたという。著名人のプロマイド写真などに本人のサインが添えられたものをオートグラフというらしい。ネットオークションを覗くとサイン付写真集やDVDなどが少々高値で出品されていたりする。アレの類である。主人公のユダヤ系中国人の青年は「直筆」を収集し、売買し、鑑定し、生計を立てている。憧れであり伝説の映画女優のオートグラフを巡って展開する物語。本書は500ページを越えるドカ弁本だけれど、日数にすると9日間の出来事が描かれているのみ。細部にわたって濃密に描きこまれた文章は、近年のジョン・アーヴィングを想起させるものがあり、多用な比喩表現は村上春樹に通づるユーモラスに満ち溢れている。人物造詣も皆一癖も二癖もあって・・・ああ、小説を読むのって楽しいなぁと改めて実感させてくれる傑作だ!
がんばれ駄目おとこ。 ★★★★☆
「White Teeth」や雑誌掲載の短編なども良かったけれど、「The Autograph Man」が一番好きです。

主人公の駄目っぷりが笑える。細かい設定もいちいち可笑しいし。会話が軽快かつ洒落ていて引き込まれちゃうんだな。

実は若い女性なんだよね、この作家。これからがさらに楽しみです。