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90分でわかるプラトン

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青山出版社
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こんな授業があったら大人気だろうなー。 ★★★☆☆

 プラトンを紹介する小冊子。90分でわかる、というくらいの軽い読み物(読むのに120分かかったが…)。

 彼の思想そのものよりも、その生涯(ソクラテス裁判の騒ぎから逃れるために国外逃亡したり、権力者とケンカして奴隷として売り払われたり、意外と波乱万丈!)や彼の思想を生み出した時代背景に光を当てている印象。プラトン大好き!というラブレターみたいな本ではなく、彼の思想の特徴やその後の歴史への影響を現代的視点から眺める際の著者の視線は割と冷徹。表紙カバーイラストを描くナンシー関の筆致も割と冷徹(笑)。

 プラトン、なんて名前を聞くと、大学の哲学のおカタい授業を思い出すが、テレビの軽い娯楽系歴史番組みたいにお気楽に楽しめる本。作家でもある著者は多才な人で、大学で哲学を教えていたこともあるそうだ。こんな授業だったら大人気だったろう。
90分でわかるプラトンを巡る事情とその影響 ★★★★☆
プラトンの思想全体がこの本で概括的にせよ総合的に説明されているかどうかは良くわからないが、プラトンの思想・哲学がどのような経緯を得て確立されたのか、またプラトンの影響が現代に生きる我々も含めて歴史上の人々の生にどのような影響を与えてきたのかが非常に良くわかる素晴らしい本。個人的には著作「告白」によってプラトンとキリスト教を融合させたアウグスチヌスの哲学者としての重要性の指摘に感銘した。プラトンがレスラーだったとは驚き。確かに90分で読める本。
哲学の入門書 ★★★★☆
プラトンについて「知りたい」という方にお勧めです。
学生時代、哲学のクラスを受講してました。
この本は参考書の一つとして購入しました。
内容的には「浅く、広く」といった感じです。
"参考書の一つ"としてもっていても良いと思います。
また、テスト前で時間がない人などは復習のつもりで読むのもいいかも知れません。
プラトンの入門書 ★★★★☆
「プラトンのことを知りたいんだけどカチカチの哲学書はちょっと」という方にはオススメできると思います。この本はプラトンの生涯やエピソードを中心に書かれており、そして代表的著書からの引用文を巻末に載せてある。翻訳も分かりやすい日本語になっており、プラトンを深く知ることできる本ではないが、広く浅く知ることのできる一冊だと思います。あっさりと読めました。
プラトン ★★★★☆
90分でわかるシリーズは、難解な哲学を簡単な表現で述べられているので、非常に分かりやすい。有名な哲学者の書は、原本が難しいのか、翻訳の際に意味が複雑化するのか、難解書となっていることが多いが、このシリーズは小説でも読むような気分で哲学を学ぶことが出来る。

 プラトンは有名なプロレスラーであり、プラトンという名は実はリングネームだったという話には興味をそそられた。プラトンはあまりに有名な哲学者なので、天の上の人といったイメージがあったが、この話を聞いて親近感を覚えた。以下では、本書から得たプラトンの思想についてまとめた。

プラトンはピュタゴラス(三平方の定理の発見者)の影響から「数学こそ宇宙を理解するための鍵である」と信じ、「かたち」「形相」「純粋なイデア」といった哲学を見出す。この中心に位置していた思想がイデアである。そして、人間達が日常で知覚するものは仮象にすぎず、本当の現実とは、イデアの世界、「かたち」世界であるとした。つまり、私たちが知覚している全てものは、普遍的なイデアの不完全なコピーであるのだという。
 哲学に興味のない人間にとっては、この90分でわかるシリーズは、相変わらず意味不明の書物であろうが、哲学に興味がある方の入門書としては格好の書である。