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「書」と漢字 (講談社選書メチエ)

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
専門的な、あまりに専門的な。 ★★☆☆☆
内容や方向性はわるくはないと思うが、
全体の中の8割以上が、
専門家だけが興味を持つような事柄へのアプローチであり説明。

大学でこれが授業として講義されていたとしても、
ほんの数人の生徒の心しかとらえることができないだろう。

講談社選書メチエは、時折こういったことになって、
何のための、誰のための本なのかわからないようなものを出している。

専門的であることはわるいことではないが、
それが専門家の関心と方法の中で終始してしまうと
悲惨なものが本となって出まわってしまう。

「近代ヨーロッパの誕生ーオランダからイギリスへ」もテーマはいいのに、
視野狭窄風の書物に堕してしまっていた。

「オスマンVSヨーロッパ」は良書として着地できていたので、
当たり外れが激しいシリーズなのか。


欧米で漢字が受ける訳 ★★★★★
最初に漢字がヨーロッパで受ける訳を説明している。
日本において、書道ブームが衰えないのは、教育的には、筆をしっかり持つこと、
心を安らかにすること、一つの概念に対して真摯に向き合うこと。
これだけでも十分だと思っています。
内容には、三筆(空海、蘇我天皇、橘逸勢)と三跡(小野東風、藤原佐理、藤原行成)
との間にある歴史的空白に着目したり、歴史好きの方にはたまらないものがあるかもしれない。
実際の書の写真もあるので、書家の方にも参考になると思われる。