この本は左側で基本的な考え方を理解して右側で演習するというタイプの良くあるテキストですが、単なるテキストと違うのは、例題→解答→類題　というのではなく　例題の後に　考え方　が示されていて　それを読んで　解き方　のところで、穴を埋めることで解答できるようになっています。問題があり　いきなり解け　というのでは詰まって進まなくなる生徒もいると思いますが、考え方を読み、穴を埋めていくことで解答する形式なら、どんなに算数が弱い生徒さんでも、スムーズに理解できると思います。そして最後にたいせつ　で要点をまとめるように工夫されています。問題はおおむね平易ですが、考えさせる良い問題も多くあり、問題を通じて考えさせる　そして最後に基本である要点をまとめる　という　いわば帰納的に理解させる方法で、従来の問題集にはあまりないものだと思います。算数が苦手な子の自主学習用には、非常にとっつきやすいので、最適だと思います。また、算数が得意な子には、素早く基礎を固めるのにも最適だと思います。

学習教材は色々試みましたが､文理の教科書ワークシリーズは良いです。教科書に沿った学習が出来るので､授業の予習に最適です。