ひと恋しい人、そんな時期にオススメです!!
★★★★★
いいんです。
寂しくて、あたたかくて、希望に満ちたかと思うとその余韻に負けそうになる。
そしてまたそれぞれの物語を振り返ってしまう。
支え合い、崩れ、寄り添う愛にはいろいろなドラマがあふれてくる。
大切に、とっておきたい4編が「無理しなくっていいんだよ」と語りかけてくるようです。
読んでいてつらくなる・・・しかし胸に刻まれる何かがある
★★★★★
さらっと読めてしまえば楽なんでしょうが、それを許さないようなオーラというか情念が作品にこもっている気がします。
なぜこの作者はここまで人間のつらい部分に目をそらすことなく向き合えるのか・・・その才能だけで脱帽です。
作家というものは長編か短編のどちらかの才能しかないと誰かが言っていましたが、これは各作品とも短編として完成度が高く、主に長編作家である天童荒太の可能性を感じさせてくれます。
温かな心の通い合いに触れる短編集
★★★★★
目に見える表面的なものよりも大事なものがあるのではないかと気付かせてくれる作品。
弱さも強さも一長一短で相手の想いを素直に受け止める気持ちの余裕が必要だという事を学びました。
短編も、秀作。
★★★★☆
昨年からマイブームの作家。
短編集。
どの話も、
精神を病んだ人の物語。
しかし作者は、
その病を、
異端扱いしない。
まだまだ社会は、
精神の病に対して、
差別と偏見に満ちている。
そのことが、さらなる悲劇を生み出している。
どの物語も、
作者の優しさに満ちている。
なかなか癖のある物語ですが、
作者のこだわりがつまっています。
痛かった
★★★☆☆
全編に病的なものが関係してます。
のっけから主人公のオジサンの病気が私と同じで・・・私は好きになった人にも、他の人にもこんな仕打ちはしませんよ(>_<)
これは、個人の性格です。
いい話もあるし、悲しい話もありましたが、私的にはイマイチだったかなぁ。
なんか痛かったです。