②言葉でなく「絵」が場面を設定
veryとtoo(p.92)の違い。例えば、very hotとtoo hot が区別できるような対比した2つの絵がすばらしい! すぐ教材としても利用できます。
文法の解説自体は`Essencial Grammar in Use`の方が詳しいのでそちらもお勧めですが`Essencial Grammar`の練習問題はワンパターンで例文どおりやればほとんど考えなくてもできてしまうため問題集としてはちょっと難ありなのですが、この本の練習問題はちゃんと考えないと解けないようになっているのでとてもいいです。
内容は基本的に"Practical English Usage"(著者同じ)と同じですが、こちらの方がより視覚的。フルカラーですし、たくさんのクオーテーションとイラストが楽しませてくれます。例文も多くて分かり易いと思います。特に、誤用の例文が正しい例文と並べて書かれてあるのは便利です。それに練習問題がたっぷりと組み込まれている点で前述の本より使えると思います。その練習問題もひねりが加えられていて一筋縄ではいかないところにやりがいがあります。あと、これはたいした問題ではないですが、サイズと装丁もこちらのほうが使いやすくなっています。
この本はカナダでESL(外国人のための英語)を教えている友人から薦められて購入しました。それまで"Practical..."を使っていて、それにも満足していましたがこの本はさらに使えます。ちなみに1997年度のESL関係の出版物のなかからベストブックに選ばれています。