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正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
原題と主演俳優がシブい。 ★★★★☆
原題は「crossing over」。

作品の構成は「シリアナ」や「バベル」を連想させる、オムニパスをいくつも
数珠つなぎにしたような形式。内容的にもとてもハリソン・フォード主演とは
思えない(失礼)、極めて社会性の強い作品だ。

「移民社会」アメリカの現実を描いた作品なのだが、日本人にはなかなか
解りづらいところがある。日本で働く不法就労者たちを描いても、こうは
なるまい。

それは、この作品がアメリカという国の核心を突いているところがあるからだろう。

祖国を捨てた移民たちにより生まれ、今もまた遵法か否かを問わず移民たちに
支えられている国、アメリカ。全てのものを飲み込む世界性をもちながら、
異物とみなしたものを倫理の有無に関わらず容赦なく排除する国、アメリカ。

単純な善悪で語る事の出来ないアメリカという国の姿を、様々な人々の
crossing over(交差)する姿を通して描いている。

含蓄のある原題だが、ハリソン・フォードの疲れた感じの演技もまた渋い。
一瞬、トミー・リー・ジョーンズかとおもった。
色々と考えらさせられました。 ★★★★★
全部見終わった後は、とにかく切ない気持ちでイッパイになりました。
ハリソンと全く繋がりのない人物のストーリーなどもありましたが、色んな視点から色々なメッセージが伝わってきました。
アメリカならでは ★★★☆☆
日本人にはなかなか取っ付き難い作品だと思います。
アメリカの土壌を把握してないと真には理解出来ないと感じました。
邦題もいまいちシックリ来ない気もします。

移民のケースは人の数ほど多種多様なんでしょうが、
ちょっと詰め込み過ぎな嫌いがあります。
登場人物が多すぎて付いていくだけで大変です。
もっとコンパクトにまとめて深く掘り下げてもよかったのかも。

登場人物が多い事もあり、キャストも観たことある方が殆どですっごく豪華です。
レイ・リオッタが相変わらずいい味出してました。
それとアリス・イヴのヌードには妙にドキッと。

難しい作品ですが、この社会問題にスポットを当てた意義は大きいと思います。
それとハリソン・フォード☆ご結婚おめでとうございます♪
ボーダーライン ★★★★★
 チャンスのある国、夢がつかめる国、人種のるつぼ、そしてそこにできる光と陰…
大国アメリカには今も多くの人が押し寄せているという現実。
しかもその方法は時に違法、またどんな手段を使ってでも手に入れたい市民権。
 国境がなく、多くの希望者を難民として迎えているわけではない日本にいて、
本当に考えさせられる、またショッキングな内容でした。
ハリソン・フォードという、良きアメリカ人というイメージの名優が
今回も寡黙な人情家を演じています。
強制捜査で不法入国者を大勢とらえる、それが続く、何度も何度も続く…
ベテランでありながら仕事では割り切れない、そんな思いを抱えたままの主人公。
身柄を拘束された若い女性の子供をお願い!その声が離れない、優しさ故に背負い込んでしまう苦悩。
 そこがゴールではなく始まり、その切符である市民権を得られるものとそうでないもの、
どこでラインがひかれてしまうのだろう?
光を求めて闇からやってくる、しかし近づいたつもりでもいまなお居る所は闇、
おそらくそんな人がどれだけいるだろう。
 その国がいつまでもあこがれの国、キラキラしているためには厳しいルールが必要。
それがなくなったら光はきっと陰に飲み込まれてしまう。
でも人の情として強制送還は見ていてつらい、一家離散ともなると胸が張り裂けそうだ。
特例を作るときりがない、戦う相手は「テロリスト」も含まれ現実の厳しさは重々承知しながらも
心にはなかなかラインが引けない。
 中国系少年グループの強盗事件のシーンはやりきれない。しかもあの捜査官の行為は是か否か?と聞かれたら即答できない、こんなにも迷うから、だから厳しいルールが必要なんだ…
それでもやり直しが可能なら…その答えは物語の中では語られることのない少年の未来、そして見る側の私たちにゆだねられたのかも。
 とても静かに重く流れる物語りの中には、心に重くのしかかるテーマがありました。
必見!生々しいアメリカ社会問題の人間模様。 ★★★★★
現在のアメリカの移民問題を様々な形の人間模様から捉えたリアリティあふれる社会ドラマです。
アメリカ社会では、これを深刻な社会問題としていますが、このドラマでは、行政の仕組みや制度といった観点ではなく、何種類かのパターンからのストーリーを組み合わせて、そういった事象におかれている人たちに焦点を合わせたものです。
それ故に、その中で語られる有無を言わせない非情さや様々なプロセスを経て勝ち取るもの、それを必要悪とするものに対して、カメラが捕らえていたという実に生々しい仕上がりとなっています。
一種のショッキングで驚愕の事実であり、フリーダムとチャンスを提供する移民により誕生した国が悲鳴を上げている現状をリアルに描写しています。
例えば、堤未果さんの新書「アメリカから<自由>が消える」を参考に読まれるといいと思います。
9.11テロを起点として、アメリカ社会では過剰とも言えるリスクマネジメントがひかれており、その過敏に反応する管理体制化においては、様々な人生劇場が繰り広げられていることを実感できる作品だと思います。
監督のウェイン・クラマーはグリーンカードを取得した移民であり、その他スタッフにも移民の方がおり、役者陣は多国籍で形成しており、余計にリアリティが増しており、それぞれが作品に感情が移入しているのがよく分かります。
主役のハリソン・フォードはインディ・ジョーンズのアドベンチャーシリーズとは打って変わって、老捜査官として、重々しいドラマに対して重鎮的にどっしり腰をすえた演技がピッタリと来て見事です。