後悔した、だから必見!!
★★★★☆
後悔した。
いくら待ちきれないからと、バスの中で読んでしまった。
涙が滲んできた。人なかなんかで読むんじゃなかった。
身体を張って生徒を最後まで守り続けたナッキーの思いが、生徒たちにやっと通じた、その瞬間は涙が止まらなかった。
人間には、困難を避けて通る人種とあえて立ち向かう人種と2種類いる。
そして、ナッキーはまぎれもなく後者だ。
その生き様を見続けていることは、身近にいる人間には時として辛い。
ナッキーの家族、祝や五月野たち悪たれ団のそんな思いを私も共有してきたという自負がある。
そういう人間にとって、3巻の展開はとても辛かった。
だからこそ、なおさらに、この4巻は感涙ものだったのだ。
こんな教師は本当はいないかもしれないけれど、
この本はただただ、必見!