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Never Too Late: My Musical Life Story

価格: ¥1,959
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Da Capo Press
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人生につまづいている人に。 ★★★★★
小児期より楽器をやっていない者にとっては、これほど勇気付けられる本はない。

私も大学のオケに所属してチェロを始めた。
小さい頃からやっていた者は、ある程度、強制的に練習する(させられる)が、
大人になってから始めると、どうしても、毎日は練習できない。

ある程度続けて練習して上達しても、
数日弾かないと、元の木阿弥。
次に弾いた時には、自分の腕前に愕然とする。
そして、いずれは、いつの間にかやめてしまうことになりかねない。

結局モチベーションが続かないのだ。

この本からは、如何にモチベーションを保つかということを学べます。

そして、特筆すべきは、チェリストだけのための本ではないと言うこと。
アマチュア・チェリストでこの本のことを知らないものはいないだろう。
しかし、チェロ以外の楽器をやっている人に聞いてみても、この本の存在すら知らない。
これは、どういうことなんだろう。
紹介のしかたに問題はないだろうか。

私のチェロ修行なんてタイトルがあるから、チェロを弾く人しか知らないのだ。
チェロ以外の楽器をやっている人で、つまづいている人は、絶対に読むべき。

いや、楽器だけではなく、何であれ、
もっと若いときに始めていればなあと嘆いている人。
一度この本を読んでみてください。
話の展開がややダラダラとした観もあるが、勇気付けられることは間違いありません。
情熱を持続させる「愛」について ★★★★★
名著「子ども達はどうつまずくか」、「子どもたちはいかに学ぶか」
などの著作のある著者はフルート、チェロを三十代までに手にした
もののいったん中断しギターを独学したりして、ふと、五十代で
またチェロをはじめ、克明に記録したドラマチックな体験記です。

よくある「中年からはじめる○○」みたいなものと全然違います。

何しろ音楽への愛の量が桁違いに大きいのです。

特に音楽に関心のなかったこども時代から、まずはジャズの
スイングに魅了され、ヴェートーベンの交響曲でクラッシックに
圧倒され自分でも演奏するような気持ちでレコードを聴き
コンサートにでかけ、職場である学校でテナーとして合唱を
し「音痴なんてない」ことを生徒と実証し・・・

教育者、それもとびきりすぐれた教育者であるだけに、
自分をどうしたらいいプレイヤーに導いていけるのかを
思索し実践する過程がすごく面白いのです。

またいろんな演奏への感想が的確で納得できるし、
「音楽は小さいこどものころからはじめなければならない」
のでは? という世間一般の迷信を完全に打破してくれて
います。

私も憧れだったヴァイオリンをはじめました。
フルートもやってみようと思います。

著者が書いているとおり、楽器を演奏することは
羽のない人間が空を飛ぶようなこと「ではなく」
フルマラソンを走ったりエベレストに登るようなことで
しかるべき努力と鍛錬を重ねればできるようになること
なのだろうと思います。

世界にひとつだけの「自分の音」をかなでるのに
遅すぎることはないと、私も声を大にして言いたいです。

素晴らしいドキュメンタリーです。
「愛」をもって「喜び」をもって、音楽と遊びましょう!