問題集としての価値は皆無
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現在の試験制度としての過去問の流用率を考えた時、単純に「試験の合格」だけを考えるのであれば、
『電気通信振興会発行の過去問題集』一冊のみを丸暗記するだけで十分合格点を狙うことが可能です。
(電気通信振興会の問題集は過去の試験問題をそのまま掲載、簡潔な解説が掲載されているため、
実際の試験形式により近い環境で暗記することが出来、個人的には試験中に思い出し易かったです)
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その意味では、この「問題集」は実際の第一級陸上無線技術士試験に
出題される可能性のある問題を必ずしも収録しきれていないと思います。
当問題集だけでは、実際の試験問題の既出問題数に対する例題数が少なすぎ、確実にカバーしきれません。
最近の試験ではほぼ第3集の範囲しか出題されていないにも関わらず、大昔の問題が収録されている当問題集を、
実際に出題されるかのように装い全集買わせようとしているところに、悪意を感じます。
最近になって増版されているにも関わらず中身が10年前のままなのを見ても、
第1集、第2集は試験対策の為には役立ちません。買う価値があるのは第3集のみでしょうか。
さらに、辞書として使うにも、検索性の悪さ・解説の難解さのため殆ど役に立ちません。
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一陸技の知識を揃え・又は辞書が欲しい為に吉川さんの本を購入する場合は、『受験教室』だけで十分です。
更に、試験に合格すること「のみ」が目的の場合は『電気通信振興会発行の過去問題集』の暗記だけで十分です。
以上をもって、この本の購入意義は皆無であると個人的には思います。
今後試験制度が改訂され過去問の流用率が下がれば別かもしれませんが。
あえて擁護するのであれば、試験に合格した後に、実務知識を深めるためには使えるかもしれません。
ただ、試験の合格の為に膨大な時間を勉強に費やすのはやはり時間の無駄と思いますので、
試験対策としてはやはり使うべきではない、というのが私の結論です。
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当方、機械系で電気・通信関連の知識は殆ど持っていない大学院生です。
以下はあくまで個人としての体験談として参考として聞いてください。
吉川本のみで3日かけて下位資格である「第一級陸上特殊無線技士」を勉強して落ちましたが、
電気通信(略)問題集を一陸技1日目に試験場で購入し、「一陸技」は一夜漬けで合格することができました。
(工学の基礎は高校物理と次元解析(単位を揃えるだけ)を理解すれば十分ですし、
法規は暗記だけなのでネットに転がっている解説無しの過去問だけでも十分合格点は取れます。)
こう書くと電気通信振興会の回し者みたいですが(笑)
過去問をやろう
★★★★★
試験に受かるには、過去問をやって、
1 自分が何が不得意か
2 どういう試験の傾向か
3 時間内に問題を解く訓練
をすることが大切です。
3年間から5年間分程度をやるのが目安です。
自分で3つの点で、自分の不得意なところを補い、に自信が持てたら、合格するでしょう。
おかげさまで、1発で合格しました。
難関資格の取っ掛かりに最適
★★★★★
一陸技は4科目ある上、難易度も高く、最初の取っ掛かりが大変である。この書籍は、その意味で、初受験の人が最初に教材とするには持ってこいだ。解説が丁寧で、問題の要点がよく分かり、これ一冊で一陸技の雰囲気は十分掴めるだろう。工学Bと法規に関しては、この一冊だけで合格点は取れると思う。
ただし、範囲が広い工学基礎と工学Aは、この一冊だけで合格点を取るのは難しいと思われる。この二科目については、電気通信振興会発行の過去問題集と、副本として「1・2陸技受験教室」の「工学基礎」と「工学A」を併用すればバッチリだ。
第2集を読む前によむべし
★★★☆☆
第1集、第2集とありますが、第2集は、第1集で収録できなかった問題が含まれてくるので、どちらかというと第1集を勉強した後に第2集を勉強する方が効率的だと思います。
早く到着しました 次回も利用させてもらい
★★★★★
早く到着しました 次回も利用させてもらいます