まったく勧められない
★☆☆☆☆
基礎的なことが書いてなさ過ぎる。例えば校正試験表やメモリ表示のばらつきの不確かさを考慮する場合には,その不確かさをルート3で割るが,この理由がばらつき等の確率分布が矩形分布となることを仮定していることをまったく記述していない。私自身は,いきなりルート3で割っているので,何なのかさっぱり分からなかったが,他の本を読んで意味を知った。
また,7章は実例と銘打って40ページほど割いているが,不確かさ解析の実例ではなく,各種計測法について述べているだけで,不確かさの考慮についてまったく参考にならない。