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刑事訴訟法

価格: ¥4,620
カテゴリ: 単行本
ブランド: 有斐閣
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:田宮裕/著 出版社名:有斐閣 発行年月:1996年03月 関連キーワード:ケイジ ソシヨウホウ けいじ そしようほう、 タミヤ,ヒロシ たみや,ひろし、 ユウヒカク ユウヒカク 8611 ゆうひかく ゆうひかく 8611 刑訴法の第一人者として、バランスのとれた理論で常に学界をリードしてきた著者が、これまでの研究の成果を体系化した田宮=刑訴の集大成。新版化にあたり、歴史と比較法を新設、刑法改正を織り込み最新判例・統計を補充し、益々充実。 第1編 捜査第2編 公訴第3編 公判手続き第4編 救済手続き第5編 裁判の執行
名著です。 ★★★★☆
とりあえず一通り読んだ感想。

刑事訴訟法の教科書には決定版がなく、法学部の科目でも、各担当者がレジュメを用意したり参考書無指定だったりするので、基本書になかなか手が伸びづらいなか、これを手にした自分を褒めたい気持ちがある。

難点を言えば、他のレビューにもあるが、版が古いこと。
内容については、捜査が独自説すぎてつらいのと、自白法則・違法収集証拠排除法則の理解がこれまた独自的で丸呑みにはできず、別の資料での補足が必要になることが挙げられる。

しかし、版が古くても、基本概念の分かりやすさは変わらないし、内容についても、特に公訴以降、訴因変更、伝聞法則、一事不再理のあたりは本当に分かりやすく、内容的にも未だ特に批判を受けていない、非常に優れた記述になっている。(予備校本も、ここら辺の分野はこの本の丸写しだったりする。)

軽妙な文体でサラッと非常に大事なことが書いてあったりして、噛むほど味が出てくる読み応えもあるし、砕けた言い方で直観的な理解を誘うさまも巧みである。

これ一冊で大丈夫!という本ではないが、教科書としては文句無くお勧めする。

DUE PROCESS ★★★★★
著者はすでに他界されているが、経年して今なお本書は利用されている、法律書としては極めて稀な本である。

それはひとえに本書の完成度の高さにあると思う。まず形式的な側面からみても、最初の目次から最後の索引にいたるまで項目立てがとても良いために、利用しやすい優れた書物であることがわかる。

内容的にも定義づけがしっかりとされていて、判りやすい文体と内容である。それは先生が手続法としての刑事訴訟法とは何かを誰よりも理解されていたからであろう。

星のしずくも凍る寒夜 先生の本で学習できたことを心より感謝します。
名著です。 ★★★★★
田宮氏は多作である。1960年代から、20世紀の終わりごろに亡くなるまで、数多くの刑事訴訟法、刑事法に関する著作を残している。しかも、その発言はつねに刺激的であって、そのもたらすイメージは新鮮であった。そして、終始かわることなく刑事手続に関するオピニオンリーダであった。そのような意味で、20世紀後半のわが国を代表する法学者であったと言って間違いない。

その理論的支柱は、「デュープロセス」理論。その何かを期待させる肯定的なイメージをもたらしたのも田宮氏であった。本書は、そのような著者が教育的視点から記した見事な教科書である。じつは学生向けの教科書、注釈書、演習書も少なくない著作群にあって、本書はその集大成でもある。

もっとも、その見かけほどはやさしくない。はじめに受けた新鮮なイメージと、その深層にある古典的な見方とのギャップこそが本当は本書の魅力かもしれない。少なからず少数説(たとえば、「新しい強制処分」説)のある本書が、読者を魅了する理由は、案外その辺にあるのだろう。読むごとにかならず発見がある書物である。
よみやすい ★★★★★
刑事訴訟方の第一人者が書いているので注釈が多く、読みにくいのかと思っていたら、字も大きく、注釈も少ないほうなので読みやすいです。
刑事訴訟法の「教科書」 ★★★★☆
 著者の田宮裕博士は刑事訴訟法学会の権威でしたが残念なことに1999年に逝去されました。しかし、長く学会をリードしてきた田宮博士の影響がすぐに消え去るものとも思えず、新判例や新法への対応改訂が期待できないという難点があるものの、なお、本書を読む価値は十分にあるとおもいます。

 また、同書の著しい特長として、はしがきにもあるように、同書が「ペダゴーギッシュ(教育的)」な観点から執筆された「教科書」であることをあげることができます。もっとも、いわゆる内田民法ほどオリジナリティにあふれるものではありませんが、それでも、叙述はきわめて平易で、ときには笑いをさそってくれるようなフランクな語り口で「楽しく」読めてしまいます。また、豊富に盛り込まれた図解は、刑事訴訟法の理解には大きな助けになります。

 刑事訴訟法について第一歩を踏み出そうとするとき、あるいはある程度勉強がすすんで、頭の中を整理したいときなど、幅広く活用できる一書として推薦できる「名著」といって差し支えないかとおもいます。蛇足ですが、どなたか優れた学者のかたが補訂して同書の命を未来につないでいっていただきたいと願わずにはいられません。