Whatever People Say I Am, That's What I'm Not
価格: ¥1,849
シングル第一位の『アイ・ベット・ユー・ルック・グッド・オン・ザ・ダンス・フロア』、『ウェンエバー・ピープル・セイ・アイ・アム』でシェフィールドの『アークティック・モンキーズ』は英国で最も影響力のある若手アーティストの座に登りつめた。カフェインとタバコのにおいがする様なインディーの世界と、正直な歌詞と、歌の中で突然起こる雄弁との、3つの要素が、上手に融合されている。『ダンスフロア』はあっという間に大ヒットしたが、「モンテギューとキャプレットの時間はないぜ/おれはDJセットと音をミックスしてるだけ」と歌っている。最初の曲目『ザ・ヴュー・フロム・ジ・アフターヌーン』は聴くと度肝を抜かれ、落ち着いたなめらかなサウンドの『ライオット・ヴァン』で最高潮に達する。アークティックの強面の外見にまどわされず、もっと深い目で見てほしい。このアルバムは彼らの内面から湧き出た歌詞で作られているからだ。町外れのクラブでの出来事を歌った『ダンシング・シューズ』を聴いてみてほしい。また、気分屋の彼女に捧げた、「君が不機嫌になることはぼくにとって何よりも一番怖いんだ」と歌詞であるように、ほのかに甘い愛情の香る、『マーディー・バム』も是非聞いてみてほしい